第三部隊隊長 朽木 幽玄。
KARMAウイルスの抗体となる様な咎。
「特殊疫病対策局【CREATOR】ですか?では第七部隊はどうなるのです?」
「あぁ。僕は第七部隊隊長の儘みたいです。【CREATOR】には天野桐人を推薦しました。暫くは彼を補佐する形になるとは思いますが。」
「彼の能力なら【獄人化】となった人を救えるのかも知れませんね。そうなれば【KARMAウイルス】の抗体となる様な【咎】が見つかる可能性もあると云う事でしょうね…。」
「可能性はあります。」
「そうだ。【幽界】の方に関してはどうなるのです?【幽界】に対する組織も検討されているのでしょう?」
「はい。そちらには私は朽木さんの部隊を…。と私は考えています。ですが…。【幽界】は時間が経てば経つ程に攻略が不可能になる傾向があります。完全に隔離されている場所だけでも数え切れない程に…。知名度も高い場所、海外も視野に入れるとなると…。あの…。」
眼の前の人物は云い淀んでいる。
「あぁ。完全には第三部隊だけでは対応出来ない…。そうですよね?」
私の脳裏に過る横顔…。
私は彼に云う。
「一人。心当たりのある人物はいます。ただ…。あの人は飼い慣らす事の出来ない人です…。彼女は純粋な少女の皮を被った化物みたいな人物ですが…。」
「朽木さん。その人を紹介してくれませんか?」
「良いですが…。お勧めはしませんよ。ただ彼女の【能力】だけをみれば、適任だとは思います…。けれど…。その…。性格に難が有ると云うか…。何と云うか…。」
私は脳裏に浮かぶ人物の名を告げる。
「その人は星月天乃。私の大学の先輩だった人です。」
戦場さえ…。
彼の風景の一部となる。
嘆く影。
その影さえも…。
彼の風景の一部となる。
心の奥の明暗に…。
生き死にの境に…。
幽玄の美を視る。
朽木幽玄
第三部隊隊長。【希望の咎】。
【ダチュラ】




