627 おやすみの後は
夫婦の時間
「うみゅう・・・」
「お疲れ様、千鶴。着替えて寝ようか」
「うん・・・」
流石に疲れたようで、家に着く頃には限界だったようで半分寝ぼけているようだった、我が娘。そんな娘をパジャマに着替えさせてから、ベッドに寝かせる。
すやすやと眠る娘を確認してから、リビングに向かうと遥香が座って待っていた。
「ちーちゃんは寝たのか?」
「ええ、流石に疲れたようでぐっすりです。遥香もお疲れ様でした」
「私は、水瀬と中条と話してただけだからそんなに疲れてないさ」
そうは言っても、多少は疲れもあるだろうと、とりあえずお茶を入れてから横に座るとすぐに遥香は俺の膝に頭を乗せてきた。甘えてくる嫁が可愛いと思いながら素直に受け入れつつ頭を撫でる。
「よく我慢しましたね。お待たせしてすみません」
「母親だからな・・・まあ、でも今は我慢はしないが」
そう言いながらスリスリとしてくる様子は我が嫁ながら本当に可愛らしいものだ。結婚してから、本性を現す・・・なんて人も多いかもしれないが、ウチの場合は結婚してからより甘えてくるようになったくらいの変化しかない気がする。まあ、それは娘も同じだけど。遥香も千鶴も結婚前よりも2人きりだと甘えてくるようになったので、嬉しい変化だったりする。
「健斗」
「なんですか?」
「眠くなったらベッドまで運んでくれ」
「もちろんです」
妊娠してるので、更に慎重に運ばないと。これでも鍛えてるお陰か妊娠してる遥香くらいなら余裕で持てるくらいには筋肉もついてきてる気がする。まあ、見た目あんまり変わらないというか、元々筋肉がつきにくい体質なので、衝撃的なビフォーアフターはしてないけどね。
「あー・・・ダメだ、お前がいると、そのうち本当に堕落するかも・・・」
「そうですか?」
「お前の母性が強すぎるんだよなぁ・・・」
「それは違うと否定しますけど」
それに、俺だって別に無制限に甘やかしたりはしてない。必要なら厳しくもするけど、2人ともそういう所はしっかりと守るから、自然と甘やかしてる場面が多いのだろう。
「健斗・・・好きって言ってくれ」
「大好きですよ、遥香」
「もっとだ」
「愛してます。世界一大好きですよ、遥香」
本心なのでスルスルと出てくる。俺の言葉に満足そうにしながら、膝枕を堪能する遥香が可愛くて、ついつい愛でてしまうが・・・まあ、新婚だしこのくらいはいいよね?愛娘も寝てるし、夫婦の時間ってことで。そんな感じで遥香が寝るまで愛で続けるのだった。




