↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【Web版】進路希望調査に『主夫希望』と書いたら、担任のバツ一子持ち教師に拾われた件  作者: yui/サウスのサウス


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

673/813

607 花火

花火

「じゃあ、つけるよー」


チャッカマンで手持ち花火に火をつける。あまり花火には詳しくないが、千鶴が最初に持ったのはすすきと呼ばれるタイプの花火だ。鮮やかな色で噴出するような感じのあれです。


「わぁ・・・きれい!」

「危ないから振り回したりはしないようにね」

「うん!」


聞き分けのいい娘にホッコリする。近くでは、瑠美さんが・・・ヘビ花火と言うのかな?火をつけるとにょきにょき伸びてくるあれを見て笑っていた。そんなにツボる要素あったかな?


「それにしても、パラシュートなんて初めて見ましたよ。本当に売ってたんですね」

「そうなの?まあ、最近の子は知らないかもねぇ」


火をつけると筒から飛び出して、一番先に掴んだら勝ち?みたいな遊びがあるとかないとか。その様子からパラシュートと呼ばれてる花火なのだが、実物は初めて見たのだ。


「私はヘビ玉が好きだから、あんまり興味無いけどねー」

「そのにょきにょきしたのヘビ玉っていうんですね」

「らしいね〜。姉さんは普通の花火の方が好きらしいけど、私はこういう地味なのも好きなんだ」


にょきにょきしてるのを見て楽しげに笑う瑠美さん。


「あの、瑠美さん」

「ん?なあに?」

「いつもありがとうございます」

「唐突だねぇ」


千鶴が楽しげに花火をしてるのを眺めつつ俺は言った。


「いつも、俺たちのこと助けて貰ってますから」

「私はただ、可愛い姪と弟みたいな義兄と楽しんでるだけだよー」

「それでもです、本当にありがとうございます。またもう少ししたらご迷惑かけるかもしれませんが・・・」

「子供生まれるから忙しくなるねぇ。ちーちゃんも小学校入学するとなると、健斗くんも少しキツイかもしれないね」

「嬉しいのでそのくらいはいいんですがね」


別に俺が苦労するのは構わないのだ。いや、家事や育児を苦労だなんて俺は思わないけど。可愛い我が子と愛する嫁のためなら何でもするつもりだ。とはいえ、どうしても1人では難しい場面もあるだろう。そういう時に手助けを頼める人達がいるのが何より心強かった。


「変わってるね〜。でも、そういう人だから姉さんもちーちゃんも好きなんだろうね」

「だと嬉しいですが」

「そうそう。だからそんな身内のためにお姉さんも頑張るからねー」

「ええ、ありがとうございます」


甘えてばかりいられないだろうが、本当に困った時とかは頼りたいものだ。そういえば、遥香と出会ってから、こういうこと素直に言えるようになったのかもしれない。そんなことも思うのだった。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。