600 祖母は世話焼き
本当、毎度毎度すみません( ´・ω・`)
今週は一日一話になりそうです、本当に申し訳ない( ;꒳; )
思ったよりも暑い今日この頃、少し離れた場所とはいえ妊娠してる遥香を引っ張り回す訳にはいかず、俺は1人でお祖母様の畑に向かっていた。千鶴には遥香の護衛という大切な仕事を任せてきたので大丈夫だろう。
最近、お姉ちゃんとしての自覚が強くなってきた我が娘なので、色々と助けてくれてお父さんは凄く嬉しいよ。もちろん、その分甘えさせてあげることも忘れないけどね。
そんなことを思いながら畑に着くと、結婚式で俺達から贈った麦わら帽子を被ったお祖母様が元気に畑仕事をしていた。ちゃんと使ってくれてる辺りが優しいよね。
「ご無沙汰しております」
そう声を掛けると、チラッとこちらに視線を移してから再び作業に戻る。
「この前は結婚式にいらしてくれて、ありがとうございました」
「・・・暇だっただけさね」
「はい。でも、遥香も千鶴も嬉しそうでしたし、俺も嬉しかったです」
「・・・ふん。世辞はいいよ」
最近知ったが、俺はこんな感じの不器用な人が嫌いではなかったりする。微笑ましく思えるのは、色々と経験した結果かな?
「遥香もお腹が大きくなってきました。今年中には生まれると思います」
「どうだろうね。赤ん坊なんてこっちの都合を無視して気まぐれに生まれてくるからね」
「お義父さんもそうだったんですか?」
「あれは予定日より早く出てきたからね」
なるほど、まあ、予定日はあくまで予定日だから仕方ない。
「曾孫生まれたら会ってあげてくださいね」
「年末はこっち来ないんだろ?なら随分と先だね」
「お義母さん達と顔を見に来て頂いても構いませんよ?」
「・・・まあ、いつくたばってもおかしくないからね、考えておくよ」
俺としてはお祖母様はめちゃくちゃ長生きしそうな気しかしないが・・・曾孫の顔は何人まで見せれるかな?出来れば大きくなった千鶴のことも見てあげて欲しいものだ。
「お土産もあるので、お昼は一緒に食べませんか?」
「後にしておくれ。仕事中だ」
「分かりました。夕飯の楽しみに取っておきますね」
「・・・ふん。これ持ってとっとと行きな」
いつも通り野菜をくれるお祖母様。申し訳なく思うが、これがお祖母様なりの世話焼きなのだと思うと無碍には出来ない。有難く受け取るとしよう。
「いつもありがとうございます」
「ただの気まぐれさね」
「ええ、ありがとうございます」
こうして、いつも通りお祖母様とのコミニュケーションを忘れないでおく。にしても、この炎天下でこれだけ動けるお祖母様スゴすぎるな。




