561 お散歩
(ง ˙˘˙ )ว
「わぁ・・・!ぱぱ!おっきいきだよ!」
嬉しそうにはしゃぐ千鶴。お昼も終わって食器も片付けたので俺と千鶴は散歩がてらコテージ周辺をウロウロしていた。遥香は妊娠してるし、いつも仕事で忙しいのでコテージでのんびりしており、雅人と水瀬さんもゆっくりしたいのだろう。
「あんまり走ると危ないからね」
「うん!気をつける〜!」
珍しい植物に反応したり、虫を観察したりと忙しそうだ。ちなみに、千鶴は蜂とか百足とかは無理そうだが、基本的に無害な虫は平気そうだ。触ったりはしないが見てもびっくりはしないみたいで、女の子って凄いと思う。
まあ、俺は台所に潜むイニシャルがGの奴とはきっと一生分かり合えないけどね。
「ぱぱ!みずだよ!」
そういえば、近くに小さな川もあったなと思い近づく。結構綺麗だが、飲むのは危ないだろうから俺は持ってきた水筒から冷たいお茶を千鶴に渡す。
「千鶴、そろそろ喉乾いたでしょ?」
「うん!ありがとう、ぱぱ」
美味しそうに飲んでいるので微笑ましく思っていると、小さな魚がいた。ふむ・・・明日は魚も用意するか。
「こんどは、れなちゃんもいっしょがいいなぁ・・・」
「じゃあ、今度は誘おうか」
「いいの?」
「もちろんだよ。千鶴の大切な友達なんでしょ?」
まあ、多分あの後輩も着いてきそうだけど・・・可愛い娘のためなら仕方ない。
「でも、れなちゃん、もりはあんまりすきじゃないっていってたかも・・・」
ああ、確かにね。保育園でも虫を怖がっていたのを見かけた覚えがある。
「まあ、無理に連れ出さなければ大丈夫だよ。ママ達みたいにコテージでゆっくりするのも楽しみの1つだからね」
アウトドアだからって、無理にエンジョイする必要はない。楽しみ方は人それぞれ。だから、自分にあったやり方が1番だろう。
「ぱぱ」
「はいはい」
抱っこを求めてきたので抱き上げてあげる。こうして甘えてくるのも可愛いものだ。もう数年もしたら抱っこなんて出来ない・・・というか、嫌がるかもしれないから、こうして甘えてくる今のうちに愛でないとね。
「そろそろ戻って、おやつ食べようか」
「おやつ!」
「何が出るかはお楽しみだよ」
ワクワクする千鶴を連れてコテージまで戻る。そういえば、チョコビスケットとマシュマロがあったし、スモアでも作るとするか。いつもと少し趣向を変えるのも面白いかもしれない。手作りのお菓子も千鶴は好きだけど、市販品も美味しいものは美味しいし、色々作ってそのうち覚えたくなれば覚えればいいしね。




