七夕、ちーちゃんの願い事
忘れてた七夕シリーズです(´>∀<`)ゝ
7月7日、七夕である本日、千鶴の通う保育園でも子供たちが短冊に願い事を書いて笹に飾ることになっていた。とはいえ、まだ文字が書けない子供もいるので、先生が代わりに書くことも多いのだが、そんな中で、千鶴は特に迷いなく短冊に願い事を書いていた。
「ちづるちゃん、もうかけましたの?」
「うん、れなちゃんは?」
「すこしまよってますわ」
レナも千鶴との交流で読み書きが大分進んでいるが、願い事はやはり色々あって迷うらしい。
「ふふふ、ふたりとも〜」
「いやですわ」
「まだなにもいってないよ〜」
「なんかいやなよかんしかしませんもの」
ニヤニヤしながら近づいてきた香奈を一蹴するレナ。最近香奈の扱い方を心得てきたのだろう。
「かなちゃんは、なんてかいたの?」
それでも、優しい千鶴はそう聞くと香奈は良くぞ聞いてくれましたと言わんばかりの笑みを浮かべて短冊を2人に手渡した。
そこに書かれていたのは、『すてきなかれしが、できますように』という願い事。
「はぁ・・・」
「え〜、れなちゃんひどくない?」
「あきれもしますわ・・・」
「かなちゃん、かれしほしいの?」
「ちづるちゃんはほしくないの?」
千鶴としても、彼氏という言葉は知っていたが、それでも特に迷うことなく答えていた。
「あんまり・・・ちーは、ぱぱみたいなひとがいいから」
「それは、はーどるがたかいですわね」
「ちづるちゃんはもてるから、おとこのこかわいそうだねぇ」
キョトンとする千鶴に2人はくすりと笑い合う。
「れなちゃんはどうなの?」
「おとこのこはあまりすきじゃないですわ」
「れなちゃんは、ちづるちゃんらぶだもんねぇ」
「そ、そんなこと!」
「ないの?」
「・・・ありますけど」
少し悲しそうな表情をした千鶴をみてすぐに肯定するレナ。
「それで、れなちゃんはなにでまよってるの?」
「それは・・・ひみつですわ」
「え〜、じゃあ、ちづるちゃんはなんてかいたの?」
「うーん、あとでおしえるね」
「わたしだけおしえたのに、ふたりともずるい〜」
「しりませんわ」
「ごめんね、あとでみていいから」
そうしてその後に吊るされた短冊達。レナは『おねえさまみたいな、すてきなじょせいになれますように』と裏に『ちづるちゃんとずっとともだちでいられたすように』と書いてあった。
そして、千鶴は、『うまれてくるいもうとが、げんきでありますように』と、『みんなでなかよくできますように』と書かれており、教師たちをホッコリさせたのは言うまでもないだろう。




