534 結婚式2
赤いバージンロードの意味は、『精霊からの祝福』、『命を捧げるほどの深い愛』などがあるそうだ。バージンロードの色にもそれぞれ意味があるというのは、なんとも素敵だと思うけど、そんな赤いバージンロードを1人で歩いて牧師さんの元まで行く。
神父さんと牧師さんも違うものらしいけど、日本では一般的に牧師さんの方らしいというのは、ネットでの知識だったかな?
挙式の会場には母さんの写真を持った父さん、弟の海斗、親友の雅人とその彼女の水瀬さん。中条家は薫ちゃんに巡李さんと來兎さん。斉藤とその彼女。お祖父ちゃんは俺が入場した瞬間に泣いてるのを見て思わず視線を逸らしてしまったけど・・・まあ、仕方ない。
黒羽家は、安定の瑠美さんに颯太さん。2人の息子の大地は来ると言っておきながら、昨日何故か牡蠣にあたったと連絡してきたそうだ。いや、何故牡蠣?
お義父さんはエスコートで今はいないけど、お義母さんとお祖母様もなんだかんだで来てくれていた。お義母さんはまあいつも通りのニコニコ顔なので少し安心してしまう。
ちなみに、お祖母様なんだけど・・・1人だけご祝儀がパンパンで明らかに一桁違うくらいの金額を詰めてきたと、父さんが先程語っていたのを思い出す。嬉しいけど、やっぱりお祖母様ってかなり優しいんだよね。
遥香さんのオタクの友達である水橋さんと、前に旅館で1回だけ会ったことがある学生時代の友達の朝比奈さん・・・だったかな?その人もいた。旦那さんは連れてきてないみたいだけど・・・なんか、話したの結構前な気がして話せる自信ないからセーフかな?
そして、実は百瀬家もレナちゃんとレナちゃんママ。そして何故か後輩もセットでついてきた。レナちゃんに関しては千鶴ちゃん子供1人なのも可哀想なので誘っておいたのだが、後輩まで来るとは・・・なんか、俺の慣れない正装にクスリと笑ってる気がするが、気のせいだろうか。
思ったより少ないけど、まあ、あまり多いのは俺と遥香さんは好まないし、家族と友人くらいがベターだろう。
いくら知り合いしかいなくても、やっぱりこういう式は緊張するもので、普段通り歩けているか分からなくなる。あと、慣れないタキシード姿なのも大きいと思うよね。
結婚式の手順はある程度頭に入っている。そして、俺はこの結婚式でとあるお願いも密かにしていた。まあ、まずは遥香さんとの式をつつがなく終わらせないとだけど・・・早く遥香さんの花嫁姿が見たくてワクワクもしていた。




