510.4 珍獣公園
千鶴達がまず最初に向かったのは、少し高いところにある珍獣公園という所だ。そこである程度遊んでからお昼を食べて午後は近くの動物園を回るというスケジュールなのだ。
この珍獣公園というところには、恐竜やらUMAやらを模したアスレチックが沢山あって地元のみならず他の県からも人が来ることがあるそうだ。
まあ、珍獣公園という名前で恐竜やらUMAやらのアスレチックがあるのは何故だ疑問ではあるが・・・子供達からしたら楽しく遊べる上に興味深い物が多いから楽しいのだろう。
「れなちゃん、だいじょうぶ?」
「へ、へいきですわ・・・」
「ほんとうに、れなちゃんはのりものにがてだよねぇー」
「・・・ほっといてくださいですわ」
さて、乗り物酔いが少しだけキてるレナだが、少ししたら問題なくなり、結局千鶴、レナ、香奈の3人で遊ぶことになった。前までは他の友達と遊ぶことが多かった3人なのだが・・・不思議とここ最近はこの3人が居心地が良く自然と集まることになっていた。
恐竜の滑り台をスルーっと降りたり、UFO型の回るアスレチックで遊んだりと色々と楽しむ3人だったが・・・ふと、とあるアスレチックを見て香奈が呟いた。
「おなかにかざあな・・・」
それは恐竜の横腹に穴が空いていて潜るというアスレチックなのだが・・・香奈的にはツボだったようにクスクスと笑い始めた。キョトンとする千鶴とレナだったが・・・お互い視線をあわせてクスリと笑う。
「なんか、かなちゃんはかわってるよねー」
「そうですわね」
「ええー、それはしんがいだなぁ。ちづるちゃんとれなちゃんも、じゅうぶんかわってるとおもうけどなぁ」
「そうかな?」
キョトンとする千鶴に香奈は頷いて言った。
「うん、だってちづるちゃんはすっごくかわいいのに、おとうさんのことになるとへんになるし、れなちゃんはちづるちゃんだいすきだし」
「べ、べつにそんなこと・・・」
「ないの・・・?」
「・・・まあ、あるかもしれないけど、かんけいありませんわ」
悲しそうにする千鶴に思わず本心で答えるレナ。まあ、千鶴としては大好きな健斗のことになると自分でも少しだけはしゃいでしまうのは自覚してるので特には反論はしない。それが恥ずかしいことだとも思わないし、むしろ、健斗の良さを語れるのは嬉しいのでいい事だとも思っている程だ。ただ、あくまで健斗は自分と母親の遥香のものではあると主張は忘れない。
そんな感じで限られた環境(先生の目の届く範囲)で、仲良く遊ぶ3人は珍獣公園を満喫するのだった。
ちーちゃんターンが続きます




