499 習い事報告
報告
「あのちーちゃんが、習い事かぁ・・・早いものだ」
「ですね」
その日の夜、遥香さんに報告すると感慨深そうにそう呟いた。
「んで、ピアノと水泳だっけ?両立出来るのか?」
「無理そうなら、ちゃんと止めますよ」
「まあ、お前がいるから心配はしてないがな」
信頼されてて嬉しくなる自分のチョロさに思わず苦笑してしまう。そんなことを考えていると、遥香さんはふと聞いてきた。
「なぁ、お前は習い事何もして無かったのか?」
「そうですね。料理を習ってた以外は特には。強いて言うなら、巡李さんにピアノを軽く習いはしましたが」
「そうか・・・お前も、何かしたいなら、私に遠慮しなくていいからな」
特には思いつかないなぁ・・・そもそも、俺は家事が楽しいから別段何かを習いたいとは思わないし。あ、でも、料理のレパートリー増やすために他の国の料理を習うのはありかも。
でも、遥香さんも千鶴ちゃんも結構NG多いから難しいかな?俺流にアレンジするにもそこそこ時間かかるし。
「大丈夫ですよ。こうしてお傍にいられるのが何より楽しいですから」
「・・・まあ、そう言うとは思ってたがな」
「遥香さんは習い事ってしてましたか?」
「空手と合気道なら少しやってたな。両親の意向で」
まあ、女の子だしね。何かと物騒な世の中、自衛は必須だろう。
「・・・夫婦喧嘩で勝てるようにってことでな」
うん、思ってた理由と違った。流石お義母さんだと感心してしまう。
「じゃあ、夫婦喧嘩したら負けちゃいますね」
「する気あるのか?」
「夫婦でも譲れないものはありますから」
「例えば?」
そう聞かれて思いつくのは・・・
「インフルエンザなのに無理矢理出勤しようとしたら止めます」
「流石にインフルなら行かないっての。まあ、お前はそういう奴だよな」
「まあ、どのみち俺は遥香さん相手に実力行使はしませんよ。するとしても、ベッドに連れ込むくらいです」
「そっちの方が怖いが・・・でも、嬉しいから複雑だ」
嬉しいのか・・・まあ、なんか最近遥香さんに影響されて俺も肉食系になりつつあるからねぇ。
「まあ、私はお前に意見されたら多分素直に従うだろうな」
「そうなんですか?」
「お前が意見するなら絶対だろうからな」
「なら、夫婦喧嘩はあまり無さそうですね」
「あってもベッドで解決しそうだしな」
うーん、それは果たして夫婦喧嘩なのだろうか?まあ、別に必須でもないから関係ないだろうけど・・・参考意見もとりあえず聞いてみるべきかもしれないな。




