483 ご飯に驚愕
Σ( ´・ω・`)
「さてと・・・これでよし」
楽しそうな声をBGMに作業を終わらせて2人を呼ぶと、手を繋いで部屋から出てくる千鶴ちゃんとレナちゃん。本当に仲良しだけど最後の一線は出来れば超えて欲しくないなぁ・・・なんて思っていると、テーブルの上のお昼のオムライスを見てレナちゃんがめちゃくちゃ驚いたような表情を浮かべていた。
「ほんとうにりょうりできたんですの・・・」
疑われてたのかな?というか、千鶴ちゃんが話したのかな。まあ、別にいいけど。
「じゃあ、食べようか。いただきます」
「いただきます♪」
「い、いただきますわ」
美味しそうにもぐもぐ食べる千鶴ちゃんに癒されつつレナちゃんの方の反応を見てみると・・・最初の一口食べてから驚いたような顔をして無言で食べ進めた。見た目に似合わぬ速度で食べるがちゃんと噛んでるのは教育の賜物だろうか。そうして千鶴ちゃんより早く完食してから物欲しそうな視線を皿に向けるレナちゃんに苦笑して言った。
「少しならお代わりもできるよ」
「・・・おねがいしますわ」
「ぱぱ、ちーもちーも」
「焦らなくても大丈夫だよ。よく噛んで食べなさい」
「うん」
素直な娘の頭を優しく撫でてからもう一皿分オムライスを作る。女の子だし少な目で足りそうかと思ったけど・・・やっぱりこうして美味しそうに食べてくれるのは嬉しいものだ。
いつも千鶴ちゃんと遥香さんに作ってるほどに愛情は込められないが・・・子供のためにご飯を作るのはやっぱり楽しいものだ。
「あの・・・ちづるちゃんのおにーーーおとうさま」
「何かな?」
「・・・とてもおいしかったですわ」
「そう?それなら良かったよ」
「ぱぱ!ちーもね、すっごくぱぱのごはんだいすき」
「そうか、パパも千鶴ちゃんのこと大好きだよ」
「えへへ・・・」
無意識で友達の前で娘を愛でてしまったが・・・特に2人とも気にしてないしいいのかな?まあ、保育園でのやり取りで分かりきってるというのもあるのだろう。千鶴ちゃんとしても今のところ分かりやすく甘えてきてくれてるので愛でるのも楽しいしね。
前なら我慢してただろうに、最近はそういうのも少しづつ成長してきた。少しは頼れる父親になれてればいいけど・・・まだまだ、父さんや母さんには勝てないね。親ってやっぱり凄いと心底思うよ。それでもいつかは超えたいものだ。いや、超えなくても千鶴ちゃんにとって最高の父親であればそれでいいかな。これから生まれる桜にとってもね。そう願わずにいられないものだ。




