476 お泊まりの約束
約束
「ぱぱ!」
いつものように千鶴ちゃんを迎えに行くと、何故かレナちゃんとレナちゃんママと一緒にいた千鶴ちゃん。まあ、レナちゃんは分からなくないけど・・・レナちゃんママも時間被っただけかな?なんて考えてると、千鶴ちゃんが俺に抱きつきながら言った。
「あのね・・・こんどのながいおやすみのときね、れなちゃんとおとまりしてもいい?」
「ゴールデンウィークに?」
「うん、あのね、うちでれなちゃんとおとまりしたいの・・・だめ?」
そんな可愛い娘の我儘に二つ返事でOKしそうになるが、その前に俺はレナちゃんとレナちゃんママに聞いた。
「ウチは構いませんが・・・レナちゃん家はいいんですか?」
「はい。お兄さん・・・いえ、もうお父さんでしたね。千鶴ちゃんのお父さんの家なら安心して娘をお任せできます」
「ほんとは、わたくしのいえでもよかったのですわ。でも、ちづるちゃんがおとうさんといっしょがいいというので」
・・・なんかすみません。内心めっちゃ嬉しく思いつつそう一応形だけ謝っておく。
「分かりました。そういうことなら構いません。ただ、妻が最近体調が優れない時があるので、もしもの時は少しだけ騒がしいかもしれませんが」
「あら?奥さん体調悪いのですか?」
「ええ、まあ」
歯切れの悪い返事で察したような笑みを浮かべるレナちゃんママ。え?まさかバレて・・・いや、親子だし遺伝的には鋭そうだなぁ。まあ、無闇に言いふらすような人ではないだろうし大丈夫かな。
「そうですね・・・いっその事、姉の百合もそちらに同伴させるのもいいかもしれませんね」
「それは・・・妻が妬くので勘弁してください」
「ふふ、ラブラブなんですね」
というか、ここで百瀬さんがプラスされたらガチで大変そうなので勘弁して貰う。まあ、冗談のつもりだったようですぐに引き下がったのはありがたい。
「期間は1泊ですが・・・娘のことよろしくお願いします」
「とてもしっかりしてる娘さんなのであまり心配はしてませんが・・・こちらこそよろしくお願いします」
そんな感じでゴールデンウィーク初日のイベントは決定した。確か初日は部活の副顧問があるから昼間は遥香さん居ないはずだし・・・まあ、夜さえなんとかなればか。それに、出掛けるにしても、遥香さんの体調を考えるとあまり遠出は出来ないし丁度いいといえば丁度いいのかもね。
それにしても、友達の家でお泊まりか・・・女の子ってこういうこと好きだよね。まあ、千鶴ちゃんが楽しいのならいいか。遥香さんが本当に辛そうならなるべく大人しくして貰うことになってしまうけど・・・その辺は理解してるだろうし、レナちゃんも普段の行動見てると空気読めるみたいだし大丈夫かな?




