475 体験談
色々
お昼近くということもあって、即席で作ったお昼を瑠美さんと2人で食べる。本当はお客様用に作りたかったけど・・・瑠美さんはこれでいいというので仕方ない。
「そういえば、瑠美さんに聞きたいことがあったんです」
「ん?なに?スリーサイズとか?」
「いえ、それは聞きませんが・・・妊娠した時、旦那に求めたかったことって何かありますか?」
その質問に瑠美さんは少し考えてから思い出したように言った。
「あー!あれ!仕事の付き合いとはいえキャバクラ行ったのは今でも許せない!」
「あー・・・それは、まあ・・・」
颯太さんもそういう所行くのかと思いつつ、ディーラーでもそんな接待みたいなことあるのだとびっくりしてしまう。
「他には何かありますか?」
「うーん、と言っても必死だったからねぇ。でも、健斗くんならその辺は弁えてるから大丈夫じゃない?」
「そうだといいんですが・・・」
俺に出来ることはしてるけど、やっぱり心配にはなってしまうしね。
「ふふ、健斗くんも意外と心配性だよね」
「それは大切な人ですからね」
「愛されてるねぇ。まあ、ないとは思うけど浮気したら多分姉さんガチで落ち込むから気をつけてね」
「しませんよ。そもそもそんな甲斐性ないですから」
「あ、でも健斗くんはどちらかと言うと迫られる側かもね」
「そんな相手いませんて」
「それはどうかな」
意味深な笑みを浮かべる瑠美さん。いや、居ないはず・・・というか、遥香さん以外にモテたためしがないしね。そして俺も遥香さん以外を愛したことないしね。
「ま、姉さんのことだから、むしろ今健斗くんがベッタリで嬉しかったりするんじゃないかな?案外何でも叶えてくれるから嬉しくて毎晩甘えてるのが想像出来るよ」
それは・・・どうだろう?まあ、遥香さんのお願いは何でも出来ることは叶えてるけど・・・悪阻で辛いだろうからそこまで余裕は無さそうな気がする。
「何にしても、何でも言ってよ。協力するからさ」
「ありがとうございます。いつもすみません・・・」
「まあ、私としても姉の旦那さんが健気に頑張ってるのを応援したいからねぇ」
そんなことを言う瑠美さんにお礼を言いつつ、それから時間ギリギリまで瑠美さんから色々と聞くことに成功したのだった。やっぱりこういうのは体験談が聞けるのが1番だしね。なるべく色んな人から聞きたいけど・・・姉妹だし、1番近いのはきっと瑠美さんだから助かる。あとはお義母さんにも聞きたいところだが・・・それはまたかな。




