453 検査薬の結果
(〃・д・) -д-))ペコリン
「ほい、健斗」
ある日のこと、帰ってきた遥香さんが何かを渡してきた。ドラッグストアの袋に入ってたので首を傾げてから中身を見て・・・そっと返した。
「ぱぱ、それなあに?」
「・・・後で教えるよ。それより色塗り続けてていいよ」
「うん、わかった」
「ぬーりぬりー♪」と鼻歌混じりに塗り絵をする千鶴ちゃんにホッとしてから俺は遥香さんに聞いた。
「せめて2人きりの時に渡してくださいよ」
「結構これ買うの恥ずかしかったからな、その気持ちをわかって貰いたくてな」
袋の中には所謂その・・・妊娠検査薬が入ってて、まあ、家庭でお手軽に妊娠の有無が分かるあれですよ。ええ。
「まあ、いいですけど・・・でも、珍しいですねこんなの買ってくるなんて」
「まあ、ちょっとな」
含み笑いをする遥香さんに首を傾げていると遥香さんはそれを持ってトイレに向かっていった。使い方よく分からないけど・・・そうやるの?そんなことを思いつつ夕飯の支度を済ませてから、千鶴ちゃんの塗り絵を見守っていると、遥香さんが珍しくニヤニヤを抑えるような表情でこちらにやって来た。
「どうでした?」
「ん」
渡された体温計みたいなやつには検査と書かれた横の所に赤紫色の線が出ていた・・・ん?あれ?えっと・・・確かこれって線が出ると当たり判定だとか聞いたような気が・・・
チラッと見ると遥香さんは満面の笑みで頷いて言った。
「どうやら出来たらしいな。まあ、初期だし検査してみてだが・・・予想より遥かに早くてびっくりだ」
・・・といことはつまり。
「おめでたですか?」
「その可能性が高いな」
思わず俺は遥香さんを抱きしめてから本当に嬉しくて思わず言っていた。
「ありがとうございます・・・本当にありがとう・・・」
「大袈裟だな、まだ可能性の話なのにな。まあ、少し遅れてるから恐らく確定だろうが」
「なんのおはなし?」
「ん?ちーちゃんに弟か妹が出来そうって話だ」
「ほんとに?わーい♪」
ぎゅっと抱きついてくる千鶴ちゃん。その千鶴ちゃんを抱きしめながら遥香さんは言った。
「一応まだ秘密だからな。ちーちゃんも絶対に人に言っちゃダメだぞ?」
「うん、わかった」
思ったより落ち着いてるのはやっぱり2度目だからかな?まあ、にしても1度検査してからだけど・・・色々やることが増えそうだと思いつつ遥香さんと千鶴ちゃんを抱きしめるのだった。いや、我ながら嬉しすぎで言葉にならないほどだ。まさかこんなに早くに機会がくるとは・・・最近運が良くて怖くなるほどだ。




