↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【Web版】進路希望調査に『主夫希望』と書いたら、担任のバツ一子持ち教師に拾われた件  作者: yui/サウスのサウス


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

490/813

450 少しの欲

ちょこっと

学年も上がって今日から千鶴ちゃんも年長さん。最高学年になったことで色々ありそうだけど、お姉さんというポジションがわりと好きみたいな千鶴ちゃんにはいいことなのかもしれない。


「ぱぱ、いってきます」

「うん、行ってらっしゃい」


保育園の前まで来てからそうして見送ろうとすると、やっぱり少しだけ離れがたそうにしていた。最近たまにあることだけど、前より千鶴ちゃんが俺にベッタリになってきた証拠だろう。


本人も俺が困るようなことをしたくないと前は自重していたが・・・その必要がないと分かってきて少しだけ表に出やすくなったのだろう。


「あー!ちづるちゃん、あにきにべったりあまえてるー!だっさーい!」


誰だったか忘れたけど・・・多分千鶴ちゃんと同じ学年の子かな?お母さんが叱りつけているけど、俺はそれに微笑んで言った。


「正義のヒーローが最も愛するものが愛情なんだよ。愛情っていうのは本当に大切だからあるものなんだ。だから甘えてるのはダサくないさ。むしろ甘えない方がダサいよ」


そう言うと黙り込むその子。子供のうちはそんな下らないことを気にするけど、本当に甘えたくても甘えられない人も多いんだ。少なくとも俺は海斗に父さんにそれを作ろうと努力したけど・・・やっぱり母さんには敵わないからね。


だから、甘えられるうちに甘えるのが一番だ。


「帰ったら沢山遊んであげるからね。今は皆と一緒に遊んでおいで」

「うん・・・ぱぱ」

「ん?なに?」

「ぎゅっー」


抱きついてくる千鶴ちゃんを俺も優しく抱きしめる。微妙に目立ってるけど・・・まあ、むしろいい宣伝になるかもね。一応今までの俺の行動で変な誤解はされにくくなってそうだけど、千鶴ちゃんと本当に親子になったんだと分からせたいしね。


「かえったら、だっこしてね」

「もちろんだよ。約束だ」

「うん、やくそく」


抱きしめを解除して小指で約束をする。そうしてようやく千鶴ちゃんが歩いていって先に来ていたレナちゃんと話すのを確認してから俺もその場を離れる。別に離れ難いのが千鶴ちゃんだけではないのだ。


俺だって可愛い娘と嫁とずっと一緒にいたいと強欲にも思ってしまう。だけど、人の世界で生きるにはそれは難しい。だから、それらもバランスをとってやるべきだと俺は思う。


「さて・・・戻って残った家事やったらバイトに行くとしますか」


俺には俺のやることがある。主夫として出来ることと、夫としてしたいこと。やりたい事は無限にある。学生気分は終わりだ。夫として主夫としてやることをやるだけだ。そのご褒美に2人を愛でるのはありだよね?




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。