↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【Web版】進路希望調査に『主夫希望』と書いたら、担任のバツ一子持ち教師に拾われた件  作者: yui/サウスのサウス


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

491/813

450.5 遅すぎる嘘

「ちづるちゃん、れなちゃん。わたしね、じつはおとこのこだったの」


コトンとクレヨンを落とすレナ。その発言をしたのは千鶴とレナとわりと最近仲良くなった香奈(かな)という少女だ。大人しい千鶴と派手なレナに大してわりと平均的なその子のその発言を受けてレナはササッと千鶴の後ろに隠れると言った。


「ぜっこうですわ」

「ふふ、うそだよー」

「うそ?」

「そう!えいぷりるふーるだからうそをついてみたの」

「えいぷりるふーふ?」


キョトンとする千鶴に香奈は説明をした。


「えいぷりるふーるはね、うそをついてもいいひなの」

「うそはよくないとおもう・・・」

「どうかんですわ。うそつきはどろぼうになるんですのよ」

「ふふふ、そういうのをむしするひがえいぷりるふーるなのです!」


ドドん、という効果音がつきそうなくらいに言い切る香奈に、そもそも興味が無い2人は首を傾げていた。2人からしてもそんな日があったもしても嘘をつくのはいいことではないと分かっているからだ。


「それにね、おとなはみんなうそつくんだよ。ぱぱもよくかいしゃのひとにうそつくっていってたもん。ちょうしにのせておだてるって」

「そうなんですの・・・しらなかったですわ」

「うーん、でも、ぱぱはうそつかないもん」


千鶴からしたら、健斗が今まで嘘をつくことなど1度もなかったので純粋にそう思うのだった。


「ちづるちゃんのぱぱってあのおにいさんだったひと?」

「うん!すっごくやさしくてちーとままのおうじさまなの」


うっとりとする千鶴にしまったという顔をするレナ。それなりの付き合いで千鶴の唯一の地雷である健斗関連のことを引き当ててしまったので思わず香奈を睨むと香奈は少しだけ申し訳なさそうに言った。


「でも、もしかしたらちづるちゃんがきづいてないだけかも。ちづるちゃんのぱぱだっておとなだからきっとうそつくよ」

「ぜったいないとおもう。かりにあっても、きっと、ちーやままのことをかんがえてのことだとおもうし」

「あ、じゃあきょうかえったら、ちづるちゃんのぱぱにーーー」


ゴニョニョと耳元に囁く香奈に千鶴はキョトンとしてから首を傾げて聞いた。


「どうしてそんなこというの?」

「これも、ちづるちゃんのぱぱがちづるちゃんをどれくらいあいしてるのかのちぇっくだよ。がんばって!」


釈然としないながらもそうまで言われては仕方ない。千鶴としては健斗が嘘をつくことはないと思うし本当にこれが親愛度のチェックになるかなど分からなかったが・・・健斗を信じてるのでそうしようと思うのだった。









評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。