447 事後のお風呂
お風呂タイム
「はぁ・・・今日も勝てなかったなぁ・・・」
ぐったりする遥香さんをお風呂に入れているとそんなことを呟く遥香さん。最近は毎日恒例となった2度目のお風呂、何の後かは聞かないのが紳士というのものだろう。ぐったりする遥香さんだが、前と違って最近は会話になる時が多くなった。
「本当にそこ拘りますね」
「夫婦でも譲れないものがあるんだよ・・・」
ぷくぷくとお湯に浸かる遥香さんに体を洗って俺も一緒に入る。少し手狭だけど、俺が遥香さんを抱きしめる感じにすれば入れないことはない。
「なんていうか・・・この時間が不覚にも好きだ」
「あ、俺もです。無防備な遥香さんに悪戯できますから」
「よく言うな。何もしないくせに」
「まあ、翌日に響きそうなので」
それでも、こうして2人の時間は好きだったりする。
「こうして、お前に体を洗って貰って、抱きしめて貰って・・・何もかもお前任せなのが気持ちよすぎる」
「千鶴ちゃんの前でもやりましょうか?」
「ちーちゃんの前だとしないだろ」
「まあ、しませんね」
どちらかといえば俺が千鶴ちゃんのお世話をしてる感じが強いだろう。自分で洗えるようになってきてても、時々やって欲しいと言う時もあるからね。お風呂上がりの髪の毛とか、あと歯磨きも仕上げは全部俺がしている。
まあ、千鶴ちゃんはしっかりしてるから拭き残しや磨き残しはほとんどないけど・・・そうしてお世話をしているとめちゃくちゃ楽しいのだ。千鶴ちゃんも膝枕とか嬉しそうだしね。
「なあ、健斗」
「なんですか?」
「キスしてくれ」
「はい、わかりました」
角度的に辛いけど優しくキスをする。すると満足そうに微笑む遥香さん。
「明日はお前にメイド服着せるか・・・」
「恐ろしいこと言わないでください。むしろ遥香さんに着て欲しいです」
「こんな年増は似合わないだろ?」
「俺はどんな遥香さんでもありです。むしろそういう遥香さんも好きです」
「ま、下半身は正直だよなぁ・・・」
最近はほとんど毎日互いに裸を見てる気がする。いや、結婚してから本当に毎日そうだ。それでも翌日に支障が出ないのだから、遥香さんって本当に凄いと思う。俺はまあ・・・そんなに疲れないからいいんだけどね。
「ふぅ・・・健斗、抱きしめろー・・・」
「はいはい」
柔らかい遥香さんをぎゅっと抱きしめる。本当に遥香さんを抱きしめると安心してしまう。千鶴ちゃんとはまた別の・・・そう、大切なものが側にあるという安心感。俺なりの独占欲なのだろうか?そんな感じのとある深夜の入浴だった。




