442 親友の相談
ご相談
「なんか、盛り上がってるな」
斉藤とのオタ活をしていると、ようやく現れた雅人。まあ、今日は3人で会う予定だったが、雅人が遅れてたから斉藤とオタ活してたんだよね。
「遅かったね」
「悪い。さっきまで水瀬と一緒でな」
「水瀬ってクラス同じだった人でござるか?」
「ああ、告白されてな」
「ほへぇ、なるほどでござる」
まあ、そういう反応になるよね。
「水瀬さんとは上手くいってるの?」
「・・・なあ、あんな女いるのか?あまりにも俺に都合がいいんだが・・・」
「どんな感じでござるか?」
その質問に雅人がこの前と似たような水瀬さんとの日々を語ると斉藤はふむふむと頷いて言った。
「なるほど、けんちゃんと似たタイプでござるな」
「え?そう?」
「だって、けんちゃんが先生と付き合ってた時の逆バージョンにしか聞こえないでござる」
そうかな?でも、なんか雅人は納得してるし。
「・・・だからか。この変な落ち着きはそれが原因か」
「でござろうなぁ。にしても、隠れた逸材でござるな」
「多分性格はこれまでと比にならないほどに飛び抜けていいんだよな」
「容姿はどうなの?」
「それは・・・悪くないけどな」
「もう寝たでござるか?」
「・・・まだだ」
珍しいこともあるものだと思ったけど、水瀬さんだとなんか納得出来た。雅人的にも手が出しずらいし、そもそも今までは雅人が手を出すまでもなく向こうから襲ってきてたしねぇ。
「けんちゃん的にはどうでござるか?同類の気持ちは?」
「いや、同類は流石に水瀬さんに悪い気がするけど・・・でも、そうだね。無理に急ぐ必要はないと思うよ。そういう雰囲気で雅人と水瀬さんが心から結ばれたいと思ったらすればいいと思う」
「・・・そうか。そうかもな」
何やら納得する雅人。まあ、今までにいないタイプに困惑するのはわかる気がする。
「流石けんちゃんは乙女チックでござるなぁ。でも、キスくらいはしたでござるよな?」
「・・・それもまだなんだ」
「マジでござるか?」
「マジだ」
ふむ、別におかしいことかな?
「まあ、キスも急ぐことないと思うよ。それに水瀬さんファーストキスでしょ?水瀬さん好みのムードですればいいんじゃない?」
「ちなみに健斗はいつ黒羽とキスしたんだ?」
「それは・・・内緒。あと黒羽じゃないよ」
「んじゃ、巽か」
「そうそう」
にしても雅人めちゃくちゃ動揺してるなぁ・・・やっぱり水瀬さんが雅人の運命の人なんだろうね。後は数多のライバルから雅人を守り抜くことを切に願うのだった。




