443 きよぽんビックリ
お久しぶりです
「あれ?健斗くん久しぶり」
「あ・・・えっと、久しぶりきよぽん」
一瞬素で誰か忘れてたけど、運動会にて久しぶりに再開した小学校の頃の友達の錦清隆・・・あだ名はきよぽんと保育園の入口でかち合った。
迎えには一切来てなかったと思ったけど・・・。というか、きよぽんの弟はもう卒園したはずじゃ・・・。そんなことを思っているときよぽんはくすりと笑って言った。
「家がすぐ近くでよく通るんだよ。弟は今年から小学生だよ」
「それはおめでとう。ランドセル買った?」
「最近はずっとランドセル背負ってるよ」
うんうん、あるねぇ。子供ならよくやることだね。
「健斗くんは就職だっけ?ここから近いの?」
「まあね。とはいえ俺は永久就職だけどね」
「えっと・・・それって確か結婚って意味だっけ?え?マジで?」
「うん、実はそうなんだよ」
「それは・・・おめでとう」
「ありがとう。きよぽんは大学受かったの?」
そう聞くときよぽんはなんとか持ち直して言った。
「まあね。色々楽しみだけど・・・今は健斗くんの話が気になるな」
「そう言われても・・・」
「ぱぱ!」
そうして話していると千鶴ちゃんが俺に抱きついてきた。多分待ちきれなかったんだね。よしよしと可愛がってから千鶴ちゃんを抱っこして俺は言った。
「とりあえず・・・これが俺の娘です」
「えっと・・・こんにちは」
ぺこりときちんとお辞儀をしてから俺に抱きついてくる千鶴ちゃん。偉いなぁと思っているときよぽんはめちゃくちゃ驚きながら言った。
「既に子持ち・・・しかもその子妹じゃなかったんだね」
「まあね。再婚って言えばわかるよね?」
「・・・うん、それでもかなり驚いてるよ。言ってくれれば良かったのに」
「ごめんごめん。でも、あんまり言いふらす話でもないからね」
「確かに・・・」
そうして納得しつつも表情が戻ってないきよぽんは苦笑して言った。
「こんなに早く友達が結婚するとは思わなかったけど・・・とにかくおめでとう。来年その子がうちの弟と同じ小学校になったら宜しくね」
「その時はよろしく。まあ、学年上だしそんなに会うことなさそうだけどね」
「確かに。弟はまだまだ友達と遊びたい盛だしね」
そんな風にしてここ最近よく見る光景である驚きを感じながらきよぽんと別れるのだった。にしても、なかなか上手く隠せていたと自分で自分を褒めたくなるよ。今はもう隠してないから堂々と千鶴と遥香さんを愛でるけどね。
そして千鶴ちゃんは嬉しそうに俺にじゃれついてくるので本当に可愛い娘だ。




