431 ドライブはウキウキ
実家へ⊂('ω'⊂ )))Σ≡GO!!
「お、ちーちゃんこれ美味いぞ。食うか?」
「うん!」
楽しそうなやり取りする遥香さんと千鶴ちゃん。前は遥香さんは運転に集中して俺が2人の相手をしていたが・・・俺も免許を取ったことで2人で交代で運転することが可能になったのだ。あ、ちなみに今日は長らくお待たせしてた遥香さんの実家への事後報告に向かっている。
俺が免許を取ったからこそ、微笑ましい母娘のやり取りを運転しながら堪能出来るのだが・・・それでも、やっぱり運転というのは緊張するものだ。
「ほら、健斗あーん」
「あーん・・・うん、美味しいです」
「おう。にしても・・・助手席っていうのもたまには悪くないな」
「長距離の運転いつもお任せしてましたからね」
まあ、遥香さんは楽しんでたみたいだけど・・・それでも、高速ってずっと乗ってるとなんか変な感覚になってくるしね。集中してるのに集中出来ないような奇妙な感覚。それが出始めると疲れてきた合図って誰か言ってたような気がするな。
「次のSAで交代するか?」
「そうですね・・・コーヒー切れますし頃合いですかね」
「今日は何飲んでるんだ?」
「カプチーノです」
「美味いのか?」
「わりと好きです」
基本的にブラックしか飲まない遥香さんに対して、俺はわりとなんでも飲むのでその日の気分で変わったりする。
「ん?お、瑠美からメッセージだ」
「何かあったんですか?」
「今着いたってさ。旦那も一緒に来れたらしい」
「颯太さんもですか。大地は?」
「そっちは残念ながら無理だったらしいな」
あれから1度も会えてないが・・・まあ、そのうち機会もあるか。今はとりあえず颯太さんには報告出来るとプラスに考えることにしよう。
「にしても・・・わざわざスーツまで持ってきたのな」
「正式な挨拶ですから。もう少ししたら着替えますよ」
「そこまでしなくても、皆認めてるからいいと思うが・・・まあ、お前のそういうところ私は好きだぞ」
・・・ナチュラルに好きと言われた時の方がドキドキって増すものだね。最近は特に夜に『好き』とか『愛してる』を使ってるけど、こういう何気ないことでもドキドキするのだから我ながら単純だよねぇ。
運転をしていて思うのは、助手席とか後ろの存在って本当に大きいということだと思う。慎重な運転は元より、話し相手がいるって本当に運転してて助かると思う。1人で高速乗ってたらこの果てしなさに途中で意識が飛ぶかもしれない。うん、音楽とか流せよって言われそうだけど・・・最近あんまり聴けてないんだよねぇ・・・今度斉藤にオススメ聞こうかな。まあ、この前の二の舞にはならないだろうし・・・大丈夫だよね?




