417 初夜
詳細をノクターンで書こうか検討中( ¯꒳¯ )ウーム
「ふぅ・・・ようやく一息だな」
「お疲れ様です」
俺の膝の上で寛ぐ遥香さんの頭を撫でながら、そう労る。先程まで父さんのお酒に付き合っていたので、色々大変だったのだろう。
その父さんは思ったほどは飲んでなかったのか、普通に帰ったので大丈夫だろう。瑠美さんは・・・別室で早々に寝てしまった。千鶴ちゃんも寝かしつけたので、今起きてるのは俺と遥香さんだけという、いつも通りだけどいつも通りじゃない夜にドキドキしていると!遥香さんは俺の頬に手を伸ばして言った。
「さっきは目の前で、ちーちゃんとイチャイチャしやがって・・・妬けたぞ」
「すみません。あまりにも可愛くて」
「むぅ・・・私は可愛くないのか?」
「可愛いですよ。今みたいに、拗ねてる顔も素敵です」
「ドSめぇ」
「雅人以外には、Mって言われるんですがね」
何故か雅人だけは俺のことを『隠れドS』と言ってたが・・・そんなことないよね?まあ、かといって虐められるのが好きかと聞かれれば、痛いのは嫌だけど。
「あぁ、もう・・・健斗、ベッドまで運んでくれ」
「わかりましたよ」
1度膝枕を止めてから遥香さんを持ち上げて、お姫様抱っこする。久しぶりにやると本当に楽しいものだ。日頃から鍛えてたのは、この時のためと言っても過言ではない。
「健斗。そっちじゃない。お前の部屋だ」
いつも通り千鶴ちゃんのいる寝室へと向かおうとすると、そう言われてしまう。これは・・・あれだよね?昼間言ってた。
「いいんですか?」
「なんだ?抱きたくないのか?」
「いえ、もちろん愛しい遥香さんを抱きたいですけど・・・お疲れじゃないですか?」
「いいんだよ。いいから連れてけ」
そう言われては仕方ない。千鶴ちゃんも穏やかに寝てるし、俺は思いきって、ここに引っ越して来てから全く使ってない自室のベッド(もちろん掃除はきちんとしてる)へと、遥香さんを連れてきて下ろした。
なんだろう・・・いざとなると、めっちゃくちゃ緊張する。これから遥香さんと身体を重ねると思うと、緊張で変な汗も出てくるが、俺のその様子に気づいたのか、遥香さんは嬉しそうに言った。
「なんだ。私みたいな中古女でも、意識してくれてるのか」
「当たり前です。それに、中古とか関係ありません。俺は遥香さんの全てが大好きなんですから」
「ありがとう健斗・・・」
そうしてゆっくりと目を瞑る遥香さんに、俺はそっと口付けをする。最初は優しく、そして徐々に深く繋がる。なるべく優しく、でも本能に任せて、ひたすらその日の夜は、遥香さんを求めた。遥香さんも俺のことを求めてくれてると分かって、本当に嬉しかった。まあ、そんな情熱的な初夜だったが・・・この時の俺はまだ知らない。後々今日のそれが可愛く思えるほどに、遥香さんと熱烈に愛し合うことになることを。




