414 入籍
新章スタートです(`・ ω・´)ゞビシッ!!
「なんか拍子抜けだったな」
婚姻届を出し終わってからそう呟く先生に同意してしまう。手続きは滞りなく終わり、俺達は晴れて夫婦となった。とりあえず他にも諸々手続きはあるから、それを済ませることは必要だけど・・・それでも、とうとう念願の結婚が出来たことは、素直に嬉しかった。
「これで私も巽遥香だな」
「ですね。近いうちにまたお義父さんとお義母さんにもご挨拶に
行きたいですけど・・・しばらくは難しそうですね」
結婚したことで色々と手続きや、やるべき事が山積みなので、入籍の報告はもう少し先になりそうだけど・・・とりあえずは帰って千鶴ちゃんと瑠美さん、それに父さんにも結婚の報告をしないとね。
「ま、その辺は後回しでもいいさ。ほっといてもどうせ向こうから来るだろうしな。それより、今夜はお義父さんは泊まるのか?」
「いえ、帰るそうですよ」
多分色々と気を使ったのと、忙しいのだろう。夕飯は食べていけると言ってたし今夜は頑張って作ろうと張り切っていると遥香さんは俺の腕に抱きついてくると言った。
「言っとくが、今夜から私は遠慮はしないからな?」
「・・・千鶴ちゃんもいるのでお手柔らかにお願いします」
「流石に寝室ではしないさ。お前の部屋で楽しんでからちーちゃんと一緒に寝れば文句ないだろ?」
その言葉に色々と意識してしまうが・・・狙ってやってるのだろうか?まあ、俺も夫婦になったことだし我慢はしなくていいのだろうが・・・ぶっちゃけ未経験者としては色々と緊張してしまうのも本音ではあった。
いやね、俺だって男なわけで・・・愛する女性との初夜って、色々と緊張してしまうものなんだよね。猿みたいに盛ることはないと思うけど・・・今夜からは、そっち方面でも遥香さんが満足出来るように精進しようと思う。
「さて、んじゃ帰って報告してからゆっくりするとするか」
「ですね。お疲れ様でした」
「疲れてなんてないさ。むしろお前と結ばれたことが何より嬉しくて、顔がにやけて仕方ないぐらいだ」
まあ、そこは俺も同感だ。卒業式というイベントよりも婚姻という事実の方が嬉しすぎるのだ。今頃級友達が卒業式の打ち上げとかではしゃいるであろう中でこうして婚姻の喜びに浸ってる俺はめちゃくちゃ少数派だろうけど・・・隣で腕を組んでいる遥香さんの姿を見ると更に頬が緩んでしまうのは仕方ないだろう。
夫婦、そう遥香さんは俺の嫁なのだ。そして千鶴ちゃんは俺の娘・・・これほど嬉しい事実があるだろうか?そんな風に互いに浮かれながら、帰路につくのだった。




