385 予想外の反応
予想通り
「面白いもの持って帰ってきたな」
晩酌の時間、早々に見つかった吉崎のエロ本片手に、お酒を飲む先生。夕飯の時は何もなかったから乗り切れたと思ったが、千鶴ちゃんが寝た途端に先生が、おもむろにベッドの下から吉崎の危険物を取り出してきたのだった。
本当に何故バレたのだろう・・・
「んで?何か言い訳は?」
「えっと・・・クラスメイトの嫌がらせです」
「ま、だろうな。吉崎辺りか?アイツの内定取り消すように会社に連絡してもいいが・・・まあ、正直に話したから、良しとしよう」
随分とあっさり信じてくれた上に納得して推理してくれたので驚いていると先生はくすりと笑って言った。
「お前が私を裏切るような真似はしないだろうからな。それに引っ越してきた時から、そういうものが一切ないのは確認してるしな。年頃の男としてはどうかと思ったが・・・まあ、お前と風呂に入った時に確認できたから信じるさ」
何をとは聞けなかったが・・・そうか、ここまで俺を理解してくれてるのは、本当に嬉しいものだ。
「にしても、お前も人がいいな。こんなのが友人でも、仲良くしてるなんてな」
「まあ、友達ですから。可能な範囲では仲良くしますよ」
どんな相手でも、いい所は必ずある。悪いところが目立っても、俺の大切なものに害がなければ良しとする。それが友人だろう。
「そんなものか。なんにしても、これは捨てるべきだろう」
「ですね」
「捨てる前に中身見とくか?」
「いえ、微塵も興味がないので」
誰とも知らない他人の肌で興奮するのはちょっと俺にはハードルが高かったりする。何度見てもやっぱり先生の綺麗な肌でしかダメそうだ。まあ、我ながら変わってそうだけどそうなのだから仕方ない。
「もうお前も18だし、この手のもの持ってても私は気にしないが・・・ちーちゃんの手の届く所には置くなよ」
「わかってます」
「ま、気にしないと言いつつ私はお前がこの手のもので他人に欲情してるのを見たら遠慮なく嫉妬するがな」
「大丈夫ですよ。俺は遥香さん一筋ですから」
「ああ。信じてるさ」
そう言いつつ興味深そうにエロ本やエロビデオに目を通す先生だったが・・・何か興味をひくものがあったのかな?男優さんに興味を示していたら嫉妬するが・・・先生はあくまで参考書でも読むようにパラパラと読み進めるのでそんな気持ちはとりあえず大丈夫そうだった。
それにしても、やっぱりこの手のものって男側に罪悪感があるだけで、女性はあんまり気にしないものなのかな?まあ、それは人にもよるか。




