352 寝る前の癒し
癒し
「全く・・・実家は疲れるな」
「お疲れ様です」
部屋に戻って千鶴ちゃんが寝て2人きりになると、俺の膝枕で寛ぐ先生。多分お義母さんに色々からかわれたのだろうと推察できるが、俺も色々言われたので仕方ない。
「私がいない間に何か言われたか?」
「お義父さんですか?娘をよろしくと言われました」
「ならいいが・・・余計なお世話だっての」
「まあ、父親とは心配性なものなので仕方ないですよ」
家を離れてる時間が多いだけに、不安にもなるのだろう。それに可愛い娘が他の男の元に嫁ぐときの心労は計り知れないものがあるだろうしね。
「お前もちーちゃんが嫁ぐときはそうなるのか?」
「かもですね。でも、千鶴ちゃんが選んだ人なら大丈夫だって信じてます」
確かに思うところはあるけど・・・それでもやっぱり娘には幸せになって欲しいのだ。もちろん無理に結婚しろとは言わない。本当に好きな人が出来てその人と一緒になりたいなら出来る限りの協力はするつもりだ。
百合とかの同性愛に目覚めたら・・・まあ、それはそれで仕方ないと割り切るしかないだろう。そうならないように育てても本気で好きになったら性別超えるなんてことも有り得ない話ではないしね。
まあ、でも結局千鶴ちゃんが幸せなら俺はそれだけでいいんだよね。
「なあ、卒業式。本気で瑠美も連れてくるのか?」
「千鶴ちゃんの面倒見て欲しいですしね。それに父さん来れるかわからないので」
絶対行くとは言っていたが・・・まあ、忙しそうだしね。来れない場合も一応想定はしているのだ。それに別に1人増えても大して問題ないしね。
「まあ、お前がいいならいいが・・・クラスのやつには出るのか?」
「出ませんよ。というか分かってて聞いてますよね?」
「何のことだ?」
「婚姻届。その日に出しに行きましょう」
タイミング的に1番いいのがそこなのだ。名義の変更とかもあるし手続き的には出来れば3月には入籍しておきたいというのが本心なのだ。諸々の面倒な手続きをそこで済ませてから、4月は完全な形で夫婦になりたいのだ。
「プロポーズの言葉にしては場所が難だな」
「プロポーズは別にきちんとしますよ」
「楽しみにしておこう」
まあ、結局今持ってるのは先生なので、俺にはそこまで選択肢はないが・・・先生も早めに結婚するのには賛成みたいなので大丈夫だろう。さて、そうなってくると本当にあと数ヶ月なのだが・・・まあ、ゆっくりと最後の時間を楽しむべきだろと思う。結婚前の独身最後の時間を千鶴ちゃんと先生と一緒に楽しむと言えば贅沢すぎるかな?




