332 初雪
雪
「わぁ・・・積もってるなぁ」
朝、目を覚ましてからやけに冷えるように感じてはいたが・・・窓の外は一面雪景色となっており、少しだけびっくりする。もう少し早ければホワイトクリスマスとなっただろうけど・・・まあ、仕方ないか。
「とりあえず、朝食前に軽く雪かきしとくか」
部屋に戻って防寒をしてから、買っておいた雪かきを持って外に出る。そこそこ積もっているので入口から駐車場辺りまでを重点的にやるが・・・
「これは・・・あんまり意味ないかもな」
現在進行形で雪が降ってるので多分この後もそこそこ積もりそうだとため息を漏らす。先生も一応今日から仕事は休みだし、交通に関しては心配なさそうだけど・・・まあ、雪かきの苦労ってこういう降ってる時にこそ感じるものだしね。
「おはようございます。雪かきありがとうございます」
「おはようございます。いえいえ、お仕事頑張ってください」
顔見知りの近隣の人が出勤するのを見送るが・・・やっぱり、年末近くてもまだ仕事ある人も多いんだろうなぁと思う。
「にしても寒いな・・・」
手袋してても手が冷える。まあ、雪国ほどではなくてもそこそこ雪の多い地域だし寒いのはある程度我慢出来るけど・・・やっぱり朝の雪かきは結構こたえる。
「今夜は鍋にしようか・・・でもなぁ、買い出し行かないとレパートリーが限られるしどうしたものか」
鍋は食べやすいけど、冬の時期に集中しやすくて飽きやすいのも事実なのでなるべくなら、2人が美味しいと言ってくれるものを作りたいのだ。
「ま、悪いことだけでもないか」
積雪量は結構多いので千鶴ちゃんが遊びたければ遊べそうだしね。先生は疲れてるだろうし年末年始くらいは休んで欲しいところだが・・・先生の性格からして付き合ってくれそうだとも思う。
本当に仕事ない時は頑張って家族サービスするのは先生の素晴らしいところだけど、俺としてはたまの休みくらいゆっくり休んでもバチは当たらない気がする。まあ、そんな先生だからこそ俺は好きなんだけどさ。
客観的に見なくても俺ってもしかして先生にベタ惚れなのかな?ぞっこん・・・は流石に古いかな?でも、本当にこの1年で先生のことが心から愛おしくなってるのだから不思議なものだ。もちろん千鶴ちゃんも可愛い娘だし大好きだけど・・・にしても、去年の今頃はこんなに幸せな時間が訪れるなんて予想してなかったんだから、世の中不思議なものだよね。
そうしてしばらく雪かきをしてから一段落してから朝食を作るために家に戻るが・・・今日は雪遊びかな?




