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約1か月遅れのあけましておめでとうございます。
テストや遠征がかさみなかなか投稿が遅れてしまい申し訳ございませんでした。
『ガシャン!』
連結器同士がぶつかり合う音がした。205系とEV-E301系との連結が完了した。
車内電話で本宮が笠幡を呼び出す。
「穂積~?、連結終わってジャンパ線もつないだけど電話聞こえる~?」
本宮が笠幡に問いかける。
「んあ~、美咲~?聞こえてるよ~、感度良好で~す」
笠幡が返す。すると本宮が
「OK〜、それじゃ指令に連絡して推すね~」
と返して無線機を手に取った。
「輸送指令、こちら335Mです。事故当該との連結完了しました。これより推進運転に入ります」
と指令に連絡する。
『了解しました。それでは335M、移動を開始してください。なお宝積寺駅1番線到着後に再度連絡してください』
と指令から推進許可が出た。そして今度は車内電話で矢祭を呼び出す。
「もしもし、矢祭さん。聞こえますか?」
本宮が車内電話で問いかける。
「はい、こちら矢祭です。何かありましたか?」
矢祭が電話を取り本宮に返す
「運転再開の許可もらったんで今から推進で宝積寺まで移動します。お客様への案内お願いします。」
本宮がそう伝えると矢祭はほっとした声で
「わかりました。それではお客様へのご案内が終了した後にブザー送りますね」
と返すと
「は~い、了解でーす」
と本宮も返した。
『大変長らくお待たせをいたしました。ただいま、救援列車との連結が完了いたしました。これより列車を宝積寺駅まで移動いたします。なお小金井駅からは、代行バスにお乗り換えいただきます。本日は列車が大幅に遅れと運休が発生いたしました。大変申し訳ございません』
丁寧な案内放送が終わるとEV-E301の運転席にブザーが鳴り響いた。本宮はそれを聞くと眺めの汽笛を鳴らし
「ブザーよし。汽笛吹鳴よし、発車」
と歓呼をして列車を動かし始めた。それと同時に車内電話を手に取る。
「もしもし穂積~?今動かし始めたけど前方異常ない~?」
一番前の205系の運転室にいる笠幡と車内電話で連絡を取り合う。万が一前方に障害物があったら非常ブレーキをかけるのは笠幡の役割だ。それ以外の時も常に連絡を取り合いながら運転する。信号の現示などを本宮に伝えるのも笠幡の役目だからだ。列車は時速25キロ以下でゆっくりと進んでいく。やがて列車は鬼怒川を渡る橋梁に差し掛かった。列車に冬の関東特有のからっ風が吹き付ける。列車にのっれいてもその風切り音は相当なものだ。
鬼怒川橋梁を渡りきると宝積寺はもうすぐである。カーブを抜けると宝積寺の駅ホームが見えてきた。
「もうすぐ宝積寺。そろそろ停車体制に入ったほうがいいよ~」
笠幡が本宮に電話で知らせる。
『まもなく、宝積寺、宝積寺です。引き続き矢板、黒磯方面の代行バスをご利用のお客様は、係員が誘導いたします。その際係員の指示に従いましての移動をお願いいたします。本日は列車に大幅な遅れと運休が発生いたしましたこと、心より深くお詫び申し上げます。申し訳ございません』
そして列車はホームにゆっくりな速度で停車した。ホームでは駅員が拡声器を持って誘導を始めている。
『矢板、黒磯方面の代行バスをご利用のお客様はこちらへおいでくださ~い』
ドアが開くと同時に本宮はマスコンを非常位置に入れマスコンキーを抜き取る。そして運転席を出た。
本宮は荷物をまとめて乗務員室を出るとそこには笠幡がいた。
「お疲れ様。色々大変だったでしょ?」
本宮が労いの言葉をかけると
「うん、だいぶヤバい状況だったから救援してくれてありがとう。それよりも美咲、いつの間に髪の毛おろしてたの?」
笠幡から意外な一言がセットで飛び出してきた。
慌てて本宮は後ろ髪に手を当ててみると本当にシュシュがなくなっていた。急いでEV-E301の乗務員室をのぞき込むと床に落ちていた。おそらく緩めに縛っていたのでふとしたはずみでずり落ちてしまったのだろう。本宮のロングヘアーが風にたなびいていた。
「そんじゃ、そろそろ中線へ入替開始するから。よろしくね」
これから故障した205系は一旦中線まで入替をして機関車でけん引して小山車両センターまで回送されるがそのまま1番線(本線)に留置させていては他の列車に多大な影響が出るので中線へ移動させて機関車の到着を待つのだ。ちなみに笠幡は動看と言って留置中の車両が流転しないよう監視する仕事が待っている。
「じゃあこっちもこれから動看で205のほうに乗ってるから、移動もよろしくね」
笠幡はそう言って本宮とハイタッチして205系の乗務員室へ入っていった。
「さあ、私もこれから烏山まで回送運転だし、頑張ろう」
そう言って本宮はEV-E301の宇都宮方の運転席へ向かって行った。
これからも投稿感覚が大幅に遅れる可能性が大ですが飽きずに見ていただければ幸いです




