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ウチとミーにゃんのお喋り話  作者: にゃん丸
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第八十八話『ウチは新年、じゃにゃくて、信念のネコにゃん』

 第八十八話『ウチは新年、じゃにゃくて、信念のネコにゃん』


《冒頭から、いきにゃりのひと休みにゃん》



「にゃはっはっはっはっ」

「はっ、が多すぎるわん」

「そりゃそうにゃん。にゃんせ八十八話にゃもん」

「なぁるほどね。だったらアタシも。

 きゃはっはっはっはっ」

「んもう、ワタシも忘れないでよ。

 ほぉっほっほっほっほっ」

「ミーにゃんミーにゃん。イオラにゃんの笑いってどうにゃん?」

「うぅぅんとぉ。『八』に絡ませるのは、ちょぉっと苦しいかも」



《にゃはっはっはっ、と笑いつつ、ひと休みも終了にゃん》



 のっし、のっし。

「今日は……違うにゃ。今日もにゃん。

 すっかり寝坊してしまったのにゃけれども、

 まにゃ時刻は朝半になる前。

 旅立ちとしては今がしゅんの時刻にゃん」

 のっし、のっし。

「ウチはウチの道を行くのにゃん。

 にゃんびと足りとも邪魔するにゃんて叶わにゃいのにゃん」

 ぼりぼり。ぼりぼり。

「お尻がかゆいくらいでは立ちどまらにゃいのにゃん。

 ウチは化けネコにゃもん。尻尾でかけばいいのにゃん。

 ウチはとうふに勝るとも劣らにゅ強い意志を秘めているのにゃん。

 にゃもんで尻込みすることにゃく、

 にゃにがにゃんでも歩みをやめにゃいのにゃん」

 のっし、のっし。



「おぉい! ミアンくぅん!」

 きょろ。

「たとえミクリにゃんが声をかけたとしても……ふぅぅむ。

 ウチとは友にゃち同士。無視ってわけにもいくまいにゃん。

 とりあえず、返事ぐらいはしてみるとするのにゃん」

 ぐるり。

「ミクリにゃあん! 今日も元気そうにゃにゃあ!」

「元気そうって……」

 たったったったっ。

「今の今までボクが元気じゃなかったことってあったかい?」

「ミクリにゃん。これはごあいさつにゃよ」

「はははっ。

 そうだよね。うんうん。実はボクもそうだと思っていたのさ。

 はははっ」

「にゃはははっ。

 にゃあんかわざとらしいのにゃけれども、

 一応頷いてはあげるのにゃあん。

 にゃあっはははっ」

「ははははっ……ふぅ」

「にゃはははっ……ふぅ」

「ねぇ、ミアン君」

「にゃんにゃの?」

「世間の風が少し冷たいなぁ、なんて感じたことはないかい?」



「ところでミクリにゃん。ウチににゃんぞ用でもあるのにゃん?」

「ちょうど良かったよ。実はさ。地中ネコの小っちゃい子たちがね。

 ミアン君と『追い駆けっこしたい』って、

 大勢でボクのところに押しかけてきたんだよ。

 ふふっ。君ってボクの予想以上に慕われているんだねぇ。やっぱりさ」

「ウチの『たぐいまれにゃる美貌に惹かれて』とかにゃのにゃん?」

「違うんじゃないかなぁ。そうだねぇ。あえていうなら、

 もわんもわん、とした、そのぶっとい身体つきがぁ…………おや?

(心なしか険悪なムードになったねぇ。だったら)

 いやいや。なんでもないなんでもない。

 君のいう通りかもしれないね。ひょっとしたら。

 まっ。『慕われている理由はあとで君が直接聴いてくれたまえ』

 ってことで、どおぉ? 来てもらうわけにはいかないかい?

 もちろん、忙しいのなら断わってくれても構わないよ。

 でもねぇ。

 あの子たちみんな、すっごく楽しみにしているみたいなんだ。

 だからさぁ。出来れば、来て欲しいんだけどなぁ」

「ウチをそれほどまでににゃあ。

 にゃら期待を裏切るわけにもいくまいにゃん」

「だったら」

「うんにゃ。一緒に行こうにゃん。

 そうと決まれば、善は急げにゃ。

 幼子らを待たせては申しわけにゃい。全速力で向かうのにゃん」

「よぉし、光弾化だね。なら今から競争だぁ!」

 びゅうぅん!

 びゅぅぅん!


 のっし、のっし。

「ふぅ。にゃんということにゃん。

 無我夢中で駆け回って、気がつけば、もう昼下がりにゃ。

 でもって、遊んでくれたお礼に、とテーブルを囲んでの昼食パーティ。

 これをあっさりと断われるほど、ウチは『ネコでにゃし』ではにゃい。

 ましてや、芳醇な香りに鼻をくすぐられ、

 その甘美な味わいを想像させられたとにゃっては、

 もはやウチが取るべき行動はたにゃ一つ。

 目の前に並ぶ食べ物を口に運ぶことしかにゃいじゃにゃい。

 いわば、これは不可抗力にゃ。

 精霊イオラにゃんの名に賭けても、

 ウチの信念が揺らいにゃ結果にゃどでは断じてにゃい。

 にゃもんでこうして戻ったからには、

 ウチは再び意気揚々と、

 ウチが決めたウチの道を歩き始めるが自然の成り行きというものにゃん」

 のっし、のっし。


「あっ、ミアン」

「ミストにゃん」

「今大変なの。とぉっても大変なの。だからね。判るわよね?」

「いんにゃ。

 にゃにをいわんとしているのか、さぁっぱりのぱり、にゃん」

「女の子だったら、つべこべいわずに黙ってついてくればいいの」

 ばっしゃあぁん!

 まるまるまるまるまる…………。

「ふにゃっ。

 ぷよぷよ水をぶっかけられた、と思いきや、

 いつの間にやら大っきにゃ水玉に閉じ込められていたのにゃん」

「これでよし、と。さぁ行くわよ。

 よいしょ、よいしょ」

 ごろんごろんごろん。

「ふにゃっ! 転がしてはいけにゃいのにゃよぉっ!

 目が……目が回って……回って……世界も……回って……回って……」



《波乱万丈のウチの歩みは? と『はらはらどきどき』でつづくのにゃん》


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