第一スタジアム……悪者の性
あれから数日が立ち
試合当日となった
親のコネか専属チームのコネか、さすがジュリアスと言った感じだ。
やつの希望でヴァイオレット王国 第一スタジアムでの試合となった。
ここはシーズン決勝戦も行われる。由緒正しいフィールドであった。
森林のフィールドで高低差もあり進むのも難しい、
「こんな場所用意できるとはよほど自身があるんですね」
アーサーは説明する。
「何よ。一般開放もするって聞いてないわよ!」
セレスティアは学園だけでなく王都住民の観戦も可能となったことに不満を言う。
「我々の種族でもプロ選手はおるが少ないのでなぁ。物珍しさだろ」
リザードの種族はクリスタルシージは盛んな方だという。
「それなのになんであんたは知らないのよ!」
その一言に突っかかるセレスティア
「俺は戦術専攻でスポーツ専攻じゃないんだよ」
失言したと慌てて言い訳をする。
「まぁまぁ今からお前たちの晴れ舞台だ、こうなってしまったのは仕方がない。ここでアピールして友達100人できるかな?」
おれはちゃかすようにみんなに声を掛ける。
「何だよ友達100人って・・・」
ドワーフのバルカスは呆れたように言った
「全く緊張感のない男ね」
セレスティアも同感なようだ。
「まぁいつも通りやって勝つぞ…」
エルフィは気を引き締めた。
「はいよ!」
「ノコノコとよく出てこれたものだ。逃げなかったのは感心するがな」
ジュリアスは試合前の整列で威圧してくる
「何よ。自分の得意な分野に逃げたくせに」
セレスティアは余計な一言を言う。
「黙れブス。お前ら亜人には人間の足元にも及ばないことを理解させてやる」
「ブ、ブス!」
セレスティアは以外なセリフに戸惑う
「大丈夫だお前が一番美しい」
エルフィがなだめる。
「そんなの分かってるわよ。それに兄様が言うと余計にキモチワルい!」
兄にも厳しいセレスティア
そんなやり取りをしつつも会場がざわめき出す。
「初めて見た・・・」
「美男美女だ・・・」
「ドワーフってちびでおっさんのイメージだったけど何だあの渋さは」
「リザードって綺麗なのね」
辺境地や種族の近場の街ならともかく
王都から出たことのない者にとっては珍しい存在だ。
控室にて
「では作戦通りに」
切り出したのはエルフィだ
「作戦ってものでもないがな」
「早速暴れられるのはいいなぁ」
「あんまり野蛮人って思われない様にしてよね」
「心配はしてないが調子が悪かったらちゃんと言えよ。それにジュリアスのことだ何かしかけてくるかもしれない」
そんなやり取りをしながら開始の合図を待つ。
「ジュリアス良いのか?」
そういうのはジュリアスチームの控室
「負けっることはないがいい試合しても面白くない、なんせ奴らは未知数だ。圧倒的に勝って追放させる」
「でもクリスタルの位置情報先に教えてもらってるって逆に不自然じゃん」
「そこはプロなんだからうまいこと誤魔化せよ」
「はいはい」
「奴らの魔法も覚えたか?」
「ああ貰った情報通り全部覚えてある」
「クリスタルの位置に相手の使用魔法の情報、全部運営から手に入れた情報だ、お前ら分かってるな。気にするな徹底的に叩け」
不気味な笑みをこぼすジュリアスチーム
そんな事も知らないルーシュ達は
拠点に集まってスタートの合図を待っている。




