4・昼休み
4・昼休み
それから時間が経ち、昼休みの時間となった。香織は香音と別れて、トイレで用を足して出てきた。丁度出てきた時、香織の携帯が鳴りだした。
「あ、お姉ちゃんからメールだ」
そう言い香織は、携帯を取り出しメールを確認した。
受信:12:25
送信者:香音お姉ちゃん
件名:待ってる♪
香織クン
お姉ちゃん、何時もの場所で待ってるよ♪
早く来てね♪
「お姉ちゃんが待ってる♪」
香織は香音の元に向かった。
※ ※
香織がやって来たのは、体育館の入り口正面だった。其処から左の方へ行くと、大きな池があり、その池の前の体育館の壁の所にあるベンチに、香音が小さなお弁当箱を持って座っていた。
「あ、香織クン! こっちこっち!」
ベンチに座りながら、香音が手招きをする。二人が居るこの場所は、二人が入学してすぐ見つけた場所で、滅多に人が来ない為に、二人っきりなれる為、二人は昼食時に此処を利用しているのだ。
「遅くなって御免ね、お姉ちゃん」
「ううん、気にしてないよ!」
謝りながらベンチに腰を掛ける香織に、香音が優しく言った。
「それよりお弁当食べよ♪ 今日はオニギリだよ!」
そう言いながら開けたお弁当箱には、綺麗に握られたオニギリが、六個入っていた。二人共小食な為、お弁当も此れくらいの量で足りるのだ。
「美味しそう♪」
香音がオニギリを見て言った。
『いただきま~す♪』
香音と香織は、声を揃えて言った。




