第24話 ジャックと豆の木 正一郎ver
むかし、イギリスの田舎に、ジャックという少年がいました。
ジャックは母と二人ぐらしで、貧しい生活を送っていました。
ジャックはある日、ミルクのでなくなった牛を売ってお金を作ることにしました。
ジャックが牛を連れて歩いていると、不思議なおじいさんがあらわれます。
「ジャック。牛を売るつもりなら、わしの豆の種と交換しよう」
おじいさんは言いました。
ジャックは慌てて首を横に振ります。
「だめだめ! 牛を売って、ごはんを食べるお金に変えるんだ」
しかしおじいさんは続けます。
「いいやジャック、この豆はすごいんじゃ。地面にまくと、天まで高く伸びるふしぎな豆じゃ」
「ほんとうに!? それならほしい!」
結局、ジャックは牛を5つの豆と交換しました。
うちへ帰るとお母さんはたいそう怒って、豆を投げ捨ててしまいました。
ところが。
翌朝になると、おじいさんの言った通り、家の庭に天までとどく豆の木がはえていたのです。
「これはすごいや!」
ジャックが豆の木を登ると、雲の上につきました。
そしてそこにあったのは、人食い大男の大きなお屋敷でした。
人食い大男は朝ごはんに子牛を何頭も食べるような、大きな男です。
しかも人食い大男は、こどもをパンに挟んでたべるのが大好きでした。
しかし、人食い大男はごはんを食べたあとは眠たくなって寝てしまいます。
ジャックは人食い大男の持ち物である、金のたまごをうむめんどりを見つけました。
「さあみんなはどうする? 戦う? 逃げる?」
子供たちは突然聞かれて戸惑いながらも、「戦おう」「逃げよう」と口々に答えた。
逃げる方が多かったので、僕はその展開で話を続ける。
めんどりを抱えて逃げている最中にめんどりが鳴いたので、人食い大男は目を覚ましてしまいます。
「小僧! 待つんだ、食ってやる!」
人食い大男がずんずん追いかけてきましたが、ジャックはなんとか豆の木をくだって逃げることができました。
家へ戻ったジャックは、金のたまごをうむめんどりのおかげで、お金に困らなくなりました。
けれど、もっとなにかお宝がほしい、と思うようになりました。
ある日、ジャックはもう一度、豆の木を登って大男の屋敷へ行きました。
大男のそばにはひとりでに音楽をかなでるハープがあります。
その音色で、人食い大男は気持ちよさそうにいびきをかいていました。
ジャックはハープを脇に抱えました。
「さあみんなはどうする? 戦う? 逃げる?」
「戦おう」
今度は子供たちは戦うを選択。
「またお前か! 今度こそ食ってやるぞ!」
ジャックは斧を持って人食い大男に向かっていきます。
でも大男も強く、ジャックは一旦豆の木まで後退。
そしてジャックは、その斧で豆の木を切ってしまいました!
どすーん!
人食い大男は降りようとしましたが豆の木が切れているので地面にまっさかさまに落ちてしまいます。
そしてそのままつぶれて死んでしまいました。
その後、ジャックと母親は、金のたまごをうむめんどりやハープを使って、幸せに暮らしたそうです。
おしまい。
僕は子供たちの反応を見た。
読んでいるうちに、子供たちは自分たちで話を選べるのが楽しそうだった。
僕はニヤリとして直臣を見た。
直臣は悔しそうだった。
こうして無事に読み聞かせ会は終わった。
今回は結構楽しいと思った。




