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第2話 好きです 付き合ってください

放課後、僕たちは部室に集まっている。


顧問の先生に、入部した覚えはないし、入部届も出していないと言ったが、話をはぐらかされる。


結果、部室に行った。


話を聞いた。


そして依頼を達成した。


だからもう僕たちは便利屋部所属だと言われたのだ。


というわけで、部室に3人でいると、女子生徒がやってきた。


「あのう。私好きな人がいるんですけど……」


「はいはい。告白の代行は受け付けてないから。そこに書いてあるでしょ」と直臣が言う。


四、恋愛相談は受けるけど告白の代行は禁止。


これのことだ。


「あのう。代行ではなく練習相手になって下さい」


「練習相手?」と僕が聞く。


「はい。よろしくお願いします」


「じゃあ、やってあげれば。どっちが相手役がいい?」と由紀乃が女子生徒の美保さんに聞く。


「ではそちらの方で」と直臣を指名する。


僕はなぜか悔しい気持ちになった。


それで早速告白の練習をすることに。


「あのう。私ずっと前から……」


「いいよ。付き合おう」と直臣。


「えっ?」と戸惑う美保さん。


「まだ言ってないから」と僕が言う。


「では最初から。あのう。私ずっと前から……」


「ごめんなさい。好きな人がいるんで」と直臣。


「言う前に振るなよ」


「こういうパターンもあるだろう」


美保さんが困惑している。


「先に進まないだろう」と由紀乃。


「美保さんもう1度最初から」と僕が言う。


「あのう。私ずっと前からあなたのことが……」


「どうしたの?」と僕が聞く。


「恥ずかしくなって」と美保さん。


よく考えたら僕と由紀乃が見ながら告白っておかしいと思った。


そこで外に出て2人きりにした。


しかし待てども2人は教室から出てこない。


30分経ったので、由紀乃と部室に戻った。


「どうなった?」と僕が聞く。


「いやあ、俺ら付き合おうかって話になって」直臣。


「好きですって何回も言ってたら、直臣さんのことが好きなんじゃないかと思って」と美保さん。


「もうそれでいいよ」と僕が言う。


しかし少し経つと2人とも冷静になってきて、本来の目的を思い出した。


「ではもう大丈夫だね」と僕が言う。


「はい。何十回と言いましたので」と美保さん。


後日美保さんは相手の男子生徒と2人きりになった時に言った。


「あのう。私ずっと前からあなたのことが好きでした。私と付き合ってください。直臣さん」


「えっ? 俺直臣って名前じゃないよ」

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