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第13話 写真部vsクイズ研vs便利屋部

放課後3人が集まると、昼休みの放送部の部活紹介コーナーの話になった。


今回紹介されたのは新聞部。


日々、読者が興味を持つような記事を目標に頑張っているという内容だった。


その中で「タコスミやガムの賞味期限は、思わずそういえばってなりますよね」と放送部が聞くと、


「ああいうのは日々、疑問に思ったことをメモをしているんでね。まだまだ気を引くネタはありますよ」と部長が言ったのだ。


「あの2つって由紀乃が言ったやつじゃん」と僕が言うと「別に私は手柄を取られて悔しいとか思ってないし」と言う。


しかし、なんだか納得のいかない気持ちになった。


そんな時に、部室に3人の生徒がやって来た。


「僕たち写真部なんだけど」と言ったところでまたもや3人の生徒がやって来て「クイズ研究会だけど依頼をしたい」と言う。


「ちょっと待って僕らが先だから」と写真部。


「こっちも依頼したいんだ」とクイズ研究会。


「とりあえず2クラブとも依頼を言ってみてよ」と由紀乃が言う。


「じゃあ、改めて。僕たち写真部なんだけど、最近何を撮っていいか困っていて。いい案を出して欲しい」


「次は俺らだな。ずばりクイズ勝負をして欲しい」


「あのさあ、それ両立するんじゃね」と直臣。


「どういうことだ?」と写真部が言う。


「つまり写真部が校内の写真を撮る。それをクイズ研究会が○○の場所だと当てる。これなら写真部は自分たちで撮る場所を考えられるし、クイズ研究会は写真部と勝負という形になる」


両部活とも納得したようだ。


「では依頼達成だね」と僕が言うと、クイズ研究会が待ったをかける。


「ではさっきのを便利屋部も交えて勝負!」


「意味わかんないけど」と僕が言う。


「写真部が問題を出す。俺たちクイズ研究会と便利屋部で勝負だ」


2クラブで勝手にやってよと思っていたら「その勝負乗った」と何故かやる気の由紀乃。


こうして3クラブが勝負をすることになった。


「どこを撮ろうかな。マニアックなとこ撮ってやる」と写真部。


「絶対わからないのは無しな。ヒントがあるやつを撮ってくれ」とクイズ研究会。


確かに教室の床を撮って、さあ何年何組の床でしょうと言われてもわかるわけがない。


「わかった。絶妙なところを撮って勝負するよ」と写真部が言い、部室を出ていった。


「写真部もクイズ研究会も便利屋部もちょうど3人ずつだな」と直臣。


「まあ勝つのは俺達だ。クイズで負けるわけがない」とクイズ研究会。


30分後、写真部が笑みを浮かべて戻ってきた。


「お待たせ。では早速第1問。ここは何処だ?」


デジカメで撮った画像を一旦パソコンに移し、それをスクリーンにつないだ。


クイズ研究会と便利屋部の計6人でスクリーンを見る。


それは教室から外の景色を撮ったものだった。


窓から外の景色が見える。


どの教室から撮ったかが問題だ。


僕は高さ的に3階だと思った。


目の前の景色は……


「音楽室!」クイズ研究会が答えた。


「くそう正解だ。ただしこれは1番簡単だ」と写真部。


「では第2問。ここは何処だ?」


草などが写っている。


しかし僕らはすぐに分かった。


「園芸部の栽培スペース」と由紀乃が言う。


「なんでわかった」と驚く写真部。


そりゃオカヒジキが写ってんだもん。


由紀乃は「見覚えあるから」と言った。


「では第3問これはどうだ?」


それは誰もが体育館だとわかった。


女子バレーの選手がレシーブをしているシーンだが壁に激突しているところだった。


「すごい。決定的瞬間ってやつだな」とクイズ研究会。


「ああ、この女の子すごいな」と直臣。


みんながこの女の子と決定的瞬間を撮った写真部を褒めたたえる。


「では答えを言ってくれ」


「体育館」とクイズ研究会と便利屋部の6人で一緒に答えた。


結果はクイズ研究会と便利屋部が2問ずつ正解で引き分け。


ただし写真部も「撮るものがないって悩んでたけど、学校って撮る場所いっぱいあるんだな」と今回の企画を楽しんだようで満足している。


そしてみんなで、またやりたいねって言って解散するはずだった。


「写真部の1人が実は俺も決定的瞬間を撮ったことがあるんだぜ」と言う。


僕が「見せて」というとその写真部の生徒はニヤリと笑った。


それは僕が階段で躓いて転ぶ瞬間だった。


「なんでこんなの撮ってるんだよ。早く消してくれ!」

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