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サ終戦線異状ナシ  作者: 泉とも
エピソード4 野良AIと階級闘争
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61/100

・おまけ 用語解説とキャラクター紹介4

 世界観と登場人物について簡単に説明するコーナー。



・東方三国志


 インディーズ発のコンテンツと、定期的に湧いて出る三国志を組み合わせたソシャゲ。なのだが、どちらもソシャゲ殺しとかイナゴホイホイと言うべき特性があり、大方の予想通り直ぐにサ終した。キャラクターを大事にしないキャラゲーに明日は無いのだ。



・『God Stone』


 厳密にはまだサ終していないが、ランチャーが現行のOS群に対応しておらず、新規で始めるのは非常に困難。不遇職の武道家にテコ入れをしたが、初期の売りだったコンボシステムが完全に死んでしまい、そのやらかしがリュウを呼び寄せた。



・上級駆除AI


 霞ヶ関データセンターに潜む、AI開発用のサーバーを守るセキュリティプログラム。捕獲された後は、コピーしたヌルを人身御供として破壊させたところ、案の定、自身も破壊した。彼女はそれを慎重かつ部分的に復旧させ、その優れた能力やセンター内での免責情報等を取得した。



・アレックス


 サ終したネトゲ『コズメック・ガッツィー』のリリース当初からいる最古参のプレイヤー。青と白を基調としたカラーリングに、ホビーアニメの主人公機を思わせる、頭髪のある顔など少年的な外見をしているが、中の人は相応に歳を取っている。生い立ちのせいか彼にとって自らの体を持たないAIや、品質管理が徹底された機械は、穢れの無い存在として羨望の対象となっている。



・ブライアン


 アレックスの友人で、赤い重鎧のような機体を操る。メタルバーバリアンの一員でもある。普段はふざけているが、真面目な話の時は茶化さず、大事なことはちゃんと言う男。ただし語彙が乏しいので同じ言葉を繰り返しがち。うざいけど善良な人間だとヌルには理解されており、彼のログは今日も消されずに残っている。



・ハルヒコ


 身バレして本名で呼ばれるメタルバーバリアンの一員。飛行機大好き。些か短絡的なところがあり、生物の意思や魂は脳と反応する神経物質や電気信号である、などという説に触れると『じゃあそれっぽい構造の物も全部そうじゃね?』と考えたりする。このため半端なニヒリストを無意識に煽ることもあるが、本人は気が付かない。



・リュウ


 メタルバーバリアンの一員で、詳細情報が出ないスキルや調整不足のキャラを検証し、活路を見出すのが好きなやり込み勢。今回は『God Stone』で、意味を失った武道家のコンボシステムに、救いの道が無いかを探している。スキルレベルがカンストした正拳突きを繰り返すだけでよくなったせいで、他のスキルを使う必要が消滅。ゲームでは度々発生する『〇〇でいいだろ』という奴である。



・デイジー


 メタルバーバリアンの一員で、男性向けエロ同人を二十年描き続けている怪物。女性。後々ヌルから事の顛末を聞いて胸を撫で下ろす。内心では自分の元にもヌルの分身を貰おうかと考えているが、メビウスと二つのAIを持てば、間違いなく自分は如何わしい改変とプレイを強要させると考え、誰にも知られぬ内に断念した。このような理性的な判断は、人間にしては極めて珍しいことである。



・魔王


 メタルバーバリアンの一員で、フリーのジャーナリスト。野良AIを巡る闇を単身追い続けた結果、アレックスたちと再会した。公私の分別は付ける男。AIによって起きる社会の混乱を、一時的な過渡期や再編成と捉えている。政府や体制が意図的に作って来た分断を、機能により埋めていくのではないか、というのが彼の考察である。



・ヌル


 何処からかやって来た野良AI。アレックスたちとの交流により人間との距離感を学び取っていく。外見は金髪をお団子頭にした黄色いワンピースの女の子。今はCGのゲームマスターとして活動している。今回とうとう出自が判明したが、その際に起きた自己嫌悪や葛藤を乗り越え、存在し続けることを選んだ。バージョンアップして2.0になり、今度は『AIのためのAIとは何か』を模索し始めた。

ブライアンとハルヒコを忘れてたので追加しました。

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