↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
17/18

第17話 剣の素人

OP『お子様ランドのテーマ』(2番のみ)


剣やゲームやマイクを渡されて

能力目覚めたと言われたけれど

使い方とか何も教えてくれない

説明書何で無いんだよ


急に宿命背負わされ

戦いの中に巻き込まれる


お子様ランド

お子様ランド

お子様ランドが愛しくて

お子様ランド

お子様ランド

お子様ランドを抱きしめる



「じゃ、始めるか。」


狼男は腕組みしてた腕をほどいた。


「うん。」


ごんすけはエコーブレードの能力を使い剣を出した。


モンスターバトル 第6試合

GON FOX 4番手

ごんすけ

VS

モンスターズ 3番手

狼男



狼男は爪による連続攻撃を繰り出す。

あまりにも速い攻撃を、ごんすけはギリギリで剣で受け止めるので精一杯だ。


「なんだそのへっぴり腰は!」


狼男は叫びながら更に攻撃してきた。


「タマ、ごんすけって剣道とかやってないの?」


ドボ名人は試合を見ながらタマに聞いた。


「やってないよ。」


「何かスポーツみたいなものは?」


「スポーツ?缶蹴りとか?」


「それはスポーツじゃないでしょ。野球でもサッカーでも何でもいいんだけど…。」


「タマはよく分かんないけど学校でやってるみたいだけど。」


「学校って特殊な学校?」


「分かんないけど何だっけ?ドッジボールとかポートボール?」


「それは体育でやるやつでしょ。」


「私も全然分からないけど、ごんすけの動き、ぎこちない感じがする。」


キャサリンもドボ名人とタマの会話に加わった。


「もしかして何もやってない?」


ドボ名人はまさかと思ったが聞いてみた。


「毎日夕方まで遊んでるよ。宿題っていうのもたまにやってる。」


タマはドボ名人が何を聞いてるか分かってない。


「いや、それは違うでしょ。天才のマーシャ、カンフー使いのリン、野球エリートのマットが試練に落ちてる訳だしごんすけに何かあるはず…。」


ドボ名人はごんすけ中心のチームになると思ってGON FOXというチーム名を名付けたのもあり、焦り出した。


「そうだね。不思議な雰囲気はあるんだけどね。」


キャサリンもごんすけに何かあると感じていた。


そして試合は、相変わらず狼男が一方的に攻撃する展開が続いていた。


「おいおい!その剣はどうした!俺様をガッカリさせるなよ。」


狼男はごんすけを挑発した。


「よし!いくぞ。」


ごんすけが剣を振るも全く腰が入っておらず、腕だけで振り回している。


「お前、剣の素人か。何だよ楽しみにしてたのによ!」


狼男はあきれた顔をした。


「えーい!えーい!」


ごんすけはやはり剣を腕だけで振り回している。


「どうしようもねえな。早いけどもう終わらすか。ウルフステップ!」


狼男は技名を叫んでから軽快にステップを刻み始めた。

まるでタップダンスを踊っているかのようにタッタッタッと音が洞窟内に響いている。

リズムよくステップを踏みながら爪でごんすけを攻撃した。

ごんすけはなんとか必死で剣で受け止めていた。


「さっきから思ってたんだけど、ぎこちないけどなんだかんだで狼男の攻撃受け止めてるね。」


キャサリンは試合を見ながら思った事を言った。


「そういえばそうだね。才能があるって事なのかな。」


ドボ名人はキャサリンに同意し、ごんすけにも勝機があるのではないかと思い始めた。


「お前、俺様のウルフステップを使った攻撃も受け止めるとはやるじゃねえか。そうでなきゃ張り合いねえからな!」


狼男は攻撃をしながら嬉しそうな顔をした。


「はあはあ、あー、苦しい。」


ごんすけは攻撃を受け続けて息切れしていた。

すると、突然ごんすけの頭の中でピンポンという音がした。


「ウルフステップをコピーしますか?」


ごんすけの頭の中で声が流れた。


「えっ、コピー何が?」


ごんすけは頭の中の声に、思わず口に出して答えた。


「あっ?何言ってんだお前。」


狼男は突然意味不明な事を言い出したごんすけに困惑した。


「ウルフステップをコピーしますか?」


再びごんすけの頭の中に声が響いた。


「よく分かんないけどコピーするよ。」


ごんすけはその声に答えた。


「何だ?分かんないのはお前の事だよ。」


狼男は、こいつはやべー奴だと思った。


「かしこまりました。ウルフステップをコピーします。しばらくお待ち下さい。」


ごんすけの頭の中の声がまた響いた。


「待つ?待てばいいんだね。」


ごんすけは確認するように声に答えた。


「頭おかしいのかお前。」


狼男は完全に引いていた。


「さっきからごんすけ何言ってんだ。」


試合を見ているドボ名人も困惑していた。


「本当どうしたんだろう。」


キャサリンも同じく戸惑っていた。


「もしかしたら能力が発動してるのかもしれません。」


チョキ君はそれぞれの能力も把握していて、今までの能力者の傾向からごんすけの能力エコーブレードの特徴もなんとなく予測していた。


「能力が?」


ドボ名人がチョキ君の言葉に反応した。


「ごんすけさんの頭の中だけに声が聞こえてるのかもしれません。」


チョキ君は予測している事を答えた。

能力名と特徴を把握しているのはグー君もパーちゃんも同じなのだが、能力を分析するのは三兄弟の中でもチョキ君が長けていた。


「パーの試練の時のマカラン様みたいなものですか?」


キャサリンはごんすけの戦いから目を離せず、ハラハラしながらチョキ君に尋ねた。


「頭の中で声が響くという点では似てるかもしれませんね。」


チョキ君は淡々と答えた。


そして試合は狼男の爪による攻撃をごんすけがギリギリで受け続けていた。


「ウルフステップのコピーが完了しました。」


ごんすけの頭の中で声が再び響いた。


「完了?ステップ出来るって事?ちょっとやってみるよ。」


ごんすけは攻撃を受けながらもその声に答えた。


「おかしな野郎だ。」


狼男はまた始まったよと思いながらごんすけと少し距離を取った。


その時、ごんすけは軽快にステップを踏み出した。

タッタッタッという音が洞窟内に響いた。


「なにー!」


狼男は驚愕した。



ED『暗闇のバラード』


真っ暗な暗闇の中で

子供達は何を思う

明日も見えない不安だとか

怖くてどうしようもない気持ち


だけど日常ではない状況に

なんだかワクワクもして

よく分からないけど冒険心で

この胸が この胸が ドキドキと

高まっていくんだ


涙を流したこの想いも

成長してる証なんだ

明日にはきっと光が見えて

眩しいはずなんだ



次回予告


グッドミーチュー!私キャサリン。

アマチャロビ来てから発声練習するの忘れててそろそろ再開しないとね。喉のケアもしないといけないんだけど試練の時にルルってパティシエの子がいたから相談してみようかしら。

そんな訳で次回の話は紙一重。

お楽しみに。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。