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媚薬に酔ったあとのこと
媚薬に酔う1 キャラバンの小瓶の後日談
すももとバナナの真実を知った翌朝、当然真っ先に行くのは…
「アンソニー!何でちゃんと教えてくれなかった!?何で小瓶を使ってみたらなんて言ったんだよ!!!」
ジェシカはアンソニーの部屋に飛び込むなり絶叫した。
「何、あなたほんとに使ったの??バカねぇ。あんなの怪しさ満点じゃないの。まあ、いい勉強になったでしょ?」
アンソニーは憐れみを浮かべた眼差しで苦笑した。
「バナナだってすももだって、聞いてれば絶対やらなかったのに!」
「あ、あらあー…やっちゃったの?やだあ、もう。恥ずかしいわあー」
アンソニーはわざとらしく両頬を覆い身をくねらせた。
「うわあああ!ばっ、ばかあああ!」
ジェシカは盛大に自爆し、涙目で部屋の外に飛び出して行った。
「嫌ねぇ。バナナとすももはちゃんと止めたじゃないの。あの子、気になってたわけね。まあ、おまじないはちょっと面白いかなと思ったけど。それにしても…階段、駆け上がっちゃったのね…」
アンソニーはジェシカを見送りながらフッと寂しけな表情を浮かべた。
いや、ほんとにアニー、変なこと覚えないよう、止めてあげてたのに(笑)
階段の途中にある禁断の扉を開いちゃいましたね。
おとなの階段を登る妹を見送る兄の寂寥感が募ります。




