オニクセル侯爵の誤算
王城出仕のとりかへばや顛末です。
オニクセル侯爵は唖然としていた。
そんな事、あるのか???
二人とも、だと?
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彼には双子で産まれた息子と娘がいた。
武家の家系に相応しく、二人とも素晴らしい剣の腕前で、辺境にあるオニクセル侯爵領で野盗討伐を率先してこなし、オニクセルの双星と恐れられたほどだった。
娘のジェシカの夢は国一番の剣士になりたいとの事だった。
年頃になれば収まるだろうと好きにさせていたら、騎士団に入りたいと言い出した。流石に難色を示していたところ、息子のアンソニーに城仕えの打診が。
良い経験になるだろうと承諾。トントンと内定し送り出す段になり…なんとアンソニーが足を骨折した。
王都まで馬で1週間。半月後には出仕しなくてはならないが…全治3カ月以上。今無理をすれば障害が残るかも知れず…万事休す。
そこへジェシカが…。
「僕がアンソニーとして登城する。大丈夫。今でも間違われるくらい似てるから」
と言い出した。
オニクセル侯爵は…その話に乗った。
後々、その軽弾みな決断が世界を揺るがした。
オニクセル侯爵の呟きは、アンソニーが侯爵位を放棄してクラウディア姫との婚儀を侯爵に打診した時のものです。
二人とも出仕が決まったときも同じく呟いたでしょうねぇ
狸親父、まさかの跡取り全滅。
一応オニクセル侯爵の弟家族がいますが…そんな予定無かったから困るとか言って逃げた。
オニクセル領は王家の直轄領になるかもと言うところでしたが。
アンソニーの第二子、カインが継ぐ予定です。
第一子アーサーはおっとりした雰囲気でクラウディア似の王子。
おっとりと…策士。
なので国政は安泰。
弟カインはやんちゃな感じ。
叙爵でオニクセルを訪れた叔母のジェシカと父アンソニーの打ち合いを見て、普段はオネエの父とのギャップに心を鷲掴みされました(笑)
その後父に師事。
後にオニクセルの流星侯として讃えられた…かもしれない。
グレンが大公でカインが侯爵だと差がありすぎかな?
まぁグレンは元々王位継承予定を返上、戦争終結の立役者だからその恩賞も含めてだけど。
ちなみに終戦時点のブレイグは、そもそも統治が難しいほど困窮してたから、誰も治めたがらないという事情があった。
それをグレンがブレイグ王が提唱していた施策を実行して医療・観光・食の輸出で経済発展させ、戦争の損失を遥かに上回る税収をワーズウェントに納めました。
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