根掘り葉掘りとガールズトーク2
現実逃避、のち現実、雨 のあとのガールズトーク
「はい、これ、お土産。冷めちゃったけど市場のアップルパイ。キャロル好きだったでしょ?」
ジェシカはキャロラインに買ってきたアップルパイを手渡した。油紙で包んでもらっていたので、雨の被害にはあっていない。
「ありがとう。ねえ、町に行ったのね?王子もご一緒だったのね?」
ジェシカはビクッと手に持っていたカバンを取り落とした。
「ふふ、二人とも髪は濡れているのに服は乾いてて…雨に濡れたにしては変ね?」
「こ…これは、町歩きの時は着替えたから!この服のままじゃ目立つだろ
う?その時に雨が振って…」
「じゃあ、雨宿りしてたのね。ねぇ、またついてるよ」
「何が??」
「首の後ろに赤い痕」
「!!!!!!!」
キャロラインは、差し出されたアップルパイを一口かじると、含み笑いを浮かべてジェシカを部屋の隅に追い詰めた。
「ねぇジェス。嘘をつくならもっとうまくやりなさいな。服が乾いているのに髪の芯まで湿っているなんて、どこか屋内の密室で、服を脱いで過ごしていたって言っているようなものじゃない?」
「あ、いや! それは暖炉で乾かしたからで……!」
「あら、暖炉があったの? じゃあ、その首の後ろの痕も、暖炉の火の粉が飛んできたのかしら? ……それとも、殿下の熱い唇が飛んできたのかしら?」
「~~~~っ!!」
ジェシカは絶句して真っ赤になる。
「ふふ、図星ね。あの控えめだった殿下をケダモノにさせたのは、貴方のその無防備さよ? さぁ、パイを食べ終えるまでに白状なさい。何回されたの? どこまでされたの? 」
ジェシカは、キャロラインのあまりに直球な質問に、もはやアップルパイの味もわからなくなるほど混乱し、泣きそうな顔で「……いっぱい、です……」と絞り出すのが精一杯だった。
キャロラインに詰め寄られるジェシカ。もはやお約束となりつつあるようです(笑)




