EPISODE 4 - 60 √碧依
凄い勢いで飛んで来た物の正体は、
一抱えもある『金属の塊』だった。
壁にぶつかった衝撃で、
ひしゃげてしまった『金属の塊』は、
形状から考えて『輸送機』の
パーツだとは、思うんだけど、
それが、何処のパーツだったのか、
私には、判別がつかない。
『金属の塊』が、ひしゃげる程の速度で、
飛んで来た上に、その直撃を受けた
『新種』が、無傷な訳が無く、
飛んで来た『金属の塊』と、
壁に挟まれた『新種』は、
その隙間から大量の『体液』を
流がしているだけで、
動き出す素振りを見せなった。
【生命反応『無し』。
仮に生きていたとしても、
流れている『体液』の量から考えて、
生存確率は、限りになく『0』に近いと、予想します】
「ありがとう、アイネ」
アイネからの報告を聞いて、
『新種』が、戦線に復帰する
可能性が無いと判断した私は、
この現状を作り出した張本人でもある、
『マザー』の方に、視線を移した。
『金属の塊』を放り投げた『マザー』は、
首に左手を当てると、調子を確かめるように、
何度か首を左右に動かした後、
その場で、軽くジャンプをしだした。
「(垂直跳びで、2mも飛んでるのに、
地面が全然、揺れていない………)」
死にかけの『新種』を捕食した時に
地面が窪んで行った事から、
相当の重量があると、
予想していたのだけど、
垂直跳びで、2m程の高さまで、
飛んでいる『マザー』を見ていると、
自分の予想が外れている様な気になってくる。
「(でも、着地した箇所は、
徐々に窪んで行ってるから、
それなりに『重さ』があるのは、
間違いないのか………)」
何度も同じ場所に着地しているせいで、
地面の一部が、徐々に凹んで行っていた。
その事から考えても、
やっぱり『マザー』は、
相当の重量が、あると見て、
間違い無い筈なんだけど、
そんな重量の物が、
2mの高さから落下したら、
それに見合った衝撃が、
伝わって来そうな物なのに、
『マザー』が着地する時は、
衝撃処か、振動も殆ど伝わってこなかった。
「(やっぱり『マザー』は、
危険すぎる………。
私にどれだけの事が、
出来るか分からないけど、
出し惜しみは、無しで行く!!)」
『マザー』の底知れない、
能力の一端を垣間見た私は、
どんな手を使ってでも、
必ず、倒す決意を決める。
「アイネ!『マザー』は、
ここで、必ず撃破するよ!!」
【了解です!指示をお願いします!!】
そう決心した私は、全力で『マザー』を
倒す為に『切り札』を使用する事にした。
「アイネ!
『E・O』を『迎撃モード』で、
全機、起動準備、開始!!」
【了解です!
『E・O』1番機から4番機を
『迎撃モード』で、起動します!!】
私の指示を受けたアイネが、
『ウエポン・ツリー』に収納している、
自立迎撃砲台である『Exceed Orbit』を、
順番に起動して行く。
全長1m程の『コの字型』をした、
『Exceed Orbit』は、『ウエポン・ツリー』から、
飛び出しすと、直ぐに『五月雨』が展開している
『陽電子リフレクター』の外周に沿うように、
飛行を開始する。
全部で4機ある『Exceed Orbit』が、
所定の位置に着くと、今回の目標である
『マザー』に向けて、標準を合わせた。
この度は、最果ての世界を
ご覧頂きまして、誠にありがとうございます。
ここから暫くの間、
碧依ルートに入ります。
これからも、3分間から5分間の
ささやかな楽しみを
皆様に提供出来ますように
のんびりマイぺースながらも
精進してまいりますので
何卒最後までお付き合いの程
宜しくおい願いいたしますm( _ _ )m




