EPISODE 4 - 56 √碧依
『五月雨』の両脇に陣取った瞬間、
体を捻りつつ『ガトリング・ランチャー』を
切り裂いた腕とは逆の手にある『ブレード』を
『五月雨』の胴体に向けて突き出してきた。
『新種』の攻撃が当たる瞬間、
アイネが、咄嗟に『五月雨』の
サブ・ブースターを点火して、
機体を真上に跳躍させてくれた。
「ありがとう!アイネ!!」
【まだです、碧依さん!
直ぐに『新種』から、追撃が来ます!!】
アイネの言う通り、
一時的に『難』を、逃れただけで、
依然、危機は去っていない。
私を追いかけるように、
『新種』の2体も、両足に力を込めると、
その場で跳躍してきた。
「(分かっていたけど、
『跳躍力』も凄い!!)」
『新種』の『足』が
『逆関節』になっていた事は、
事前の調べで、分かっていたけど、
まさか、ただの『跳躍』が、
ブースターを使用している
『五月雨』と、同じ高さまで、
『跳躍』出来るとは、思わなかった。
跳躍した事で、
『新種』との『位置関係』が、
少しだけ、良くなったけど、
瞬間的な速度は『新種』の方が、
上なので『五月雨』との距離が、
どんどんと、近づいてくる。
「(だったら!!)」
真下から襲い掛ってくる『新種』に対して、
私は『サブ・ブースター』から
『メイン・ブースター』に切り替えて
『新種』の到着予定ポイントから、
『五月雨』が、外れる様に、
斜め後ろに進むように、徐々移動して行く。
その際、右肩に装備している、
小型の『グレネード・ランチャー』を
何時でも発射できるように起動を開始する。
少しづつ『五月雨』を、
斜め後ろに後退させたのは、
移動している事を『新種』に、
気づかれないようにする為に、
咄嗟にやった事なんだけど………。
どうやら、私の思惑に『新種』が、
引っ掛かってくれたみたいだ。
「(掛った!!)」
『新種』の攻撃が当たる瞬間、
サイド・ブースターを使用して、
瞬間的に『五月雨』を後退させと、
数秒前まで、私が居た位置に、
『新種』の2体が、無防備な姿を晒してくれた。
「いっけぇぇぇえええ!!!」
数少ないチャンスを、
無駄にしない為に、発射状態にしていた、
小型の『グレネード・ランチャー』を発射する。
発射された『グレネード弾』は、
私から見て右側に居る
『新種』の胸に命中………。
『グレネード弾』の直撃を受けた、
『新種』は、踏ん張りの効かない
空中に居た事もあり、凄い勢いで
『マザー』の方に向かって、飛んで行った。
残りの1体にも『グレネード弾』を
お見舞いしようと、銃口を向けたけど、
それを逸早く、察知した『新種』は、
私が攻撃するよりも早く、
『五月雨』の『胴』を蹴り飛ばしてきた。
「キャァァァアアア!!!」
【任せて下さい!
私が、『五月雨』の体勢を整えます!!】
凄まじい勢いで『新種』に
蹴り飛ばされた『五月雨』だったけど、
アイネがブースターを、
駆使して、空中で体勢を整えてくれたので、
如何にか地面に叩き付けられる事だけは、
回避することが出来た。
それでも、完全に落下の勢いを
殺しきる事が出来なかったので、
着地の瞬間、地面が数cm程、
陥没してしまった。
この度は、最果ての世界を
ご覧頂きまして、誠にありがとうございます。
ここから暫くの間、
碧依ルートに入ります。
これからも、3分間から5分間の
ささやかな楽しみを
皆様に提供出来ますように
のんびりマイぺースながらも
精進してまいりますので
何卒最後までお付き合いの程
宜しくおい願いいたしますm( _ _ )m




