EPISODE 4 - 50 √朱音・碧依
確かに碧依の言う通り、
ウチが『L・W』を回収している間、
誰かが『格納庫』で『マザー』達の相手をするのが、
最も『効率が良い』のは、確かなんやけど、
それは、同時に最も『危険』な状態でもある。
でも、その『選択肢』だけは、
絶対に取る訳には、いかん。
「アホなこと言うな!
そもそも碧依の機体は『後方支援機』やろ!!
それで、あんなバケモンと、戦える訳がないやろ!?」
そもそも、碧依も『マザー』の姿を、
ウチと一緒に見ていたはずやのに、
何で、1人で行くって言ってんのや??
「うん。
今の私じゃ、『まだ』1人で、
マザーを倒すのは、無理だと思う」
「やったら何で、そんな事を言うんや!?」
自分と『マザー』の力量を分かった上で、
そう、提案する碧依の意図が、ウチには分からん。
「お姉ちゃんも見て分かったと思うけど、
『マザー』は、何があっても、
ここで倒さないと、絶対にダメ。
その為にも『L・W』は、必要だけど、
2人で回収をしに行く時間は、もう無い」
「それは、そうやけど………」
碧依の言う通り、
『マザー』が『繭』から誕生した今、
何時『格納庫』から、外に出て行くか、
時間の問題や。
ここに来るまでの間に見た、
ケテルの町には、人の影は、ほぼ無かった。
でも、まだ、生き残っとる人が居るかも知れん。
そんな中、あんな化け物が、
『格納庫』から出て行ってもうたら、
助かるもんも助からん。
『格納庫』にマザーを留めつつ、
碧依と一緒に『L・W』を回収出来んか、
ウチが、考えていると………。
「大丈夫だよ、お姉ちゃん。
私にだって『戦う力』はあるよ。
それに、今の私には『この子達』が、
居るんだから………」
「そうか………」
碧依の言う『この子達』と言うのが、
『五月雨』や『アイネ』の事を言ってるのは、
ウチにも分かった。
不安はあるけど、時間が無いのも確かや。
ここは、碧依を信じて、任せるしかないな。
「分かった。
碧依の言う通りウチは『L・W』の回収に向かう。
だから、その間、碧依には『マザー』の相手をして貰う」
そう結論付けたウチは、
碧依の言う通り『武器庫』に向かう事にする。
「うん!お姉ちゃんが、来るまで、
必ず『マザー』を足止めしてるからね!」
それを聞いた碧依も元気良く、
請け負ってくれたけど………。
「良いか碧依?
自分では対処が出来んと思ったら、
絶対に逃げるんやで??」
ワームの繁殖力を考えると
『新種』を含めて殲滅は、
絶対にせんと、あかん事やけど、
碧依の『命』には代えられない。
だから、これだけは、
絶対に譲れんウチが、
碧依にそう、念押しをすると………。
「分かったよ、お姉ちゃん。
絶対に無理だけはしないって約束する」
「絶対やからな??」
「うん!」
そうと決まれば、後は、行動するだけや!
碧依から『ケテル』のMAPと、
『武器庫』から『格納庫』までの
最適ルートを不知火に送って貰う。
そして………。
ウチは『L・W』を回収する為に『武器庫』へ、
碧依は『新種』の足止めをする為に『格納庫』へ、
それぞれ向かう為に『管制室』を出て行くんやった。
この度は、最果ての世界を
ご覧頂きまして、誠にありがとうございます。
どうして、こうなった・・・?
当初の予定では、
マザーの羽化の話も
無かったはずなんですが、
まさか、姉妹の分断ルートになるとは・・・
これもきっと、
久しぶりに見た、
モンスターが実体化する
カードゲームの漫画を見たせいですね・・・
まぁ予定になかった話なのは、
何時もの事ですね!!
気にせず、
次からは暫くの間、
碧依ルートに入ります。
これからも、3分間から5分間の
ささやかな楽しみを
皆様に提供出来ますように
のんびりマイぺースながらも
精進してまいりますので
何卒最後までお付き合いの程
宜しくおい願いいたしますm( _ _ )m




