EPISODE 4 - 48 √朱音・碧依
『人』と似たような姿をした奴が、
自分の倍の大きさをした『蟲』を
食べてる光景は、見ていて
気持ちが良い物ではないからな………。
「それにしても、ワームの体液は
『強酸』で出来とるって、
エミリーが言っとたけど、
何であいつは、大丈夫なんや?」
『人型』が『鉄質』ワームを食べる際に、
体液を全身に浴び取るんやけど、
一向に溶ける気配が無い。
他の個体もそうなんか、
それとも『人型』が、特別なんか、
分からんけど、これはこれで、
貴重な情報になるな。
「(『マザー』は、まだ目覚めてないけど、
新種の『人型』2体より弱いって事は、
無いやろうしな………)」
そんな事を考えっとったら、
食事を終えた『人型』に変化が起こった。
「やっぱり、成長が速いな………」
「うん………」
先程、食べた『鉄質』ワームの
特徴が『ピンク色』をした肌全体に
現われだした。
見る見るうちに、
全身を『金属』で覆って行くと、
最終的には、ウチらの
良く知る『形』に変化した。
「何だか『強化外骨格』みたいな、
見た目になったね」
「せやな………」
碧依の言う通り、
『鉄質』ワームを食べた『人型』は、
ウチらの乗っ取る『強化外骨格』と、
瓜二つの『形』になりよった。
ここまで来ると、マジで何でもアリやな。
「アイネ!アキトと、連絡は取れるか?」
ヘリが撃墜されてから、
大分時間が経ったはずや。
今まで起こった事を、
アキトにも知らせとこうと思い
アイネに確認を取って見たんやけど。
【すみません………。
まだ、アイネ01と、リンクが繋がらないです】
「そうか………」
もしかしたらと思ったけど、
まだ、連絡がつかんのか。
まぁ、アキトの事やから、
何だかんだで、無事やとは思うけど、
出来たら、『新種』のワームに付いての
情報は、知らせときたいからな………。
やったら………。
「アキトが通信に接続してきたら、
自動的にデーターを送れるように、
設定だけしといてくれるか?」
【了解しました!
送信する、データーの種類は
『新種のワーム』に付いてだけで、
良いですか??】
「うん。それで、頼むは」
他にも知らせな、あかん事は、
沢山あるけど、今は『新種』の
ワームに付いての情報だけで良いやろ。
「さて問題は、ここからやな」
現在、『新種』のワームを、
格納庫に閉じ込める事に成功しとるけど、
正直、時間の問題やろうな。
取れる選択肢としては、3つ………。
1つ目の選択肢としては、
碧依と一緒に『格納庫』に向かう事やけど、
この場合『新種』の戦闘能力が、
分からんから何とも言えんけど、
恐らく、手持ちの武器だけでは
『火力』が足りなくて、ジリ貧になりそうな気がする。
2つ目の選択肢としては、
碧依と一緒に『武器庫』に向かって、
『L・W』を回収する事やけど、
『新種』が、何時まで『格納庫』で、
大人しくしといてくれるかが問題やな。
そして最後の選択肢が………。
「(碧依と『別々に行動する』かやな)」
この場合のメリットは、
『敵の足止め』と『武器の回収』を
同時に行うことが出来る点や。
これなら、万が一『マザー』が、
羽化しても『格納庫』に、
押し留めることが出来るはずや。
ただ、デメリットとしては、
先程も考えた通り、
新種の能力が『不明』な事や。
もしウチが、考え取る以上に、
新種の能力が高かったら、
押し留める所の話じゃなくなる。
この度は、最果ての世界を
ご覧頂きまして、誠にありがとうございます。
ここから暫くの間は、
朱音と碧依のルートに入ります。
これからも、3分間から5分間の
ささやかな楽しみを
皆様に提供出来ますように
のんびりマイぺースながらも
精進してまいりますので
何卒最後までお付き合いの程
宜しくおい願いいたしますm( _ _ )m




