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最果ての世界で見る景色  作者: ルカリナ
EPISODE 4

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EPISODE 4 - 43 √朱音・碧依

 碧依の言う通り、巨大な『繭』が、

輸送機の屋根に出来上がってしまった。


「まさか『繭』になるとは………」


 ワームは、見た目こそ『芋蟲』やけど、

実際は、どんな物にも躊躇なく襲う程

『獰猛』な気性をしている生物やった。


 しかも、食べた物の特性を自身に

反映させると言う、何でもありな生き物が、

『芋蟲』の様に『繭』を作るとは思わなかった………。


「(まさか、体の構造そのものを

作り変えるとでも言わんよな??)」


 もしそうなら、あの『繭』から

何が生まれるか、予想も出来へん………。


「碧依!予定変更や!!

速攻であの『繭』を潰しに行くで!!」


「わ、分かった!

直ぐに、最短ルートを検索するね!!」


 そう言って碧依は、

輸送機のある部屋までの

最短ルートを検索し始める。


 その間、ウチは、『マザー』以外の

ワームに異変が無いか調べる為に、

更に監視から目の映像を見る事にした。


 すると………。


「ん?また、けったいな

動きをしてるのが居るな……」


 一匹のワームが、

『カルシウム』の表皮をした

ワームに近づいたかと思っていたら………。


「っな!?」


 徐に『カルシウム』の表皮をした

ワームを捕食し出した。


 『カルシウム』ワームも自身が、

食べられて居るのにも拘らず

抵抗もせずに、成すがまま食べられとった。


 そして………。


 食事が終わったワームも

『マザー』と同じように、

口から糸を吐き出すと、

自分自身に巻き付けて行く。


 別の場所でも、同じような事をしとった

ワームが、もう一匹、居った。


 その結果………。


 部屋には『マザー』の分の『繭』を合わせると、

合計3個の『繭』が出来上がった。


「知っとたらで、良えんやけど、

アイネは『繭』から何が生まれるか

知っとるんか??」


 先の例もあったから、

念の為、アイネに聞いて見たんやけど………。


【すみません………。

流石に情報が少なすぎて、

分からないですね………】


 と、申し訳なさそうに、

アイネが謝罪をして来たので、

慌てて、フォローする。


「いやいや!

ウチの方こそ変な事を聞いてゴメンな!!

『もし知ってたら……』位の気持ちやったから、

全然、気にせんで良いで!!」


【はい………】


 それでも、しょんぼりして居る

アイネを見ていると、この子が、

【サポートAI】と、言う事を

忘れてまいそうになるな。


 如何にかして、話題を逸らせないかと、

映像を見ていると、丁度良さそうな物を思いついた。


「なぁ?アイネ??

『繭』になったワームから、

何が生まれるか分からんのやったら

『羽化』する前に攻撃したら良いんとちゃうんか??」


 『られる前に、れ』の精紳で、

そうアイネに提案して見たんやけど………。


【恐らくですが、今の手持ちの武器では、

『繭』自体に攻撃が通らないと思います】


 と、アイネが言ってきた。


「そんな、まさか………。

こっちには、虎の子の

『ロケット・ランチャー』もあるんやで??」


 こんな時の為に『ロケット・ランチャー』を

ここまで温存しといたんや。


 射速が遅い『ロケット・ランチャー』でも、

そもそも、動かない『繭』なら関係ない。


 なら圧倒的な火力がある、

『ロケット弾』を『繭』に直撃させれば、

倒せると、ウチは思っていたんやけど、

アイネの考えは、違ったみたいや。


【はい。

『ロケット弾』が『繭』を貫通できれば、

恐らく倒せると思うのですが、

そもそも『繭』を貫く程の

『推進力』が足らないと思います】


 まさか、『ロケット弾』でも、

貫通出来ないと言われるとは思わなかった。


「でも、同じ所に当てたら

何時かは貫通するやろ??」


 『繭』がどれ程の強度を

持っとるか知らんけど、幾らなんでも、

連続で攻撃されて無事な訳は無いやろ。


この度は、最果ての世界を

ご覧頂きまして、誠にありがとうございます。


ここから暫くの間は、

朱音と碧依のルートに入ります。


これからも、3分間から5分間の

ささやかな楽しみを

皆様に提供出来ますように

のんびりマイぺースながらも

精進してまいりますので

何卒最後までお付き合いの程

宜しくおい願いいたしますm( _ _ )m

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