表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最果ての世界で見る景色  作者: ルカリナ
EPISODE 4

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

162/3064

EPISODE 4 - 42 √朱音・碧依

 思っていた時期が、

ウチにもありました………。


「お姉ちゃん?『アレ』ってもしかして………」


「どうしたんや、碧依??」


「ちょっと、待ってね」


 そう言って碧依は、

先程、自分が見つけた、

映像を拡大表示して、ウチに見せてくれた。


「何や『こいつ』………」


 それを見た瞬間ウチは、

自分が、まだまだ、ワームの事を

理解して居なかった事を思い知らされた。


「碧依、この映像の場所は、何処なんや?」


「ちょっと待ってね………。

え~っと………。

地下にある『大型輸送機用』の搬入ドックだね」


 碧依が拡大表示してくれた映像は、

どうやら、輸送機用の搬入ドックらしくて、

1機の大型輸送機が収められていた。


 だけど今は、大型輸送機を含め、

ドッグ内にある全ての物が、

ワームのご飯になっていた。


 相当の量の『鉄』等が、

ドッグ内にあったはずやのに、

それだけでは、ワームの食欲を

満たせんかったみたいで、

他にも『壁』等も捕食している個体も居った。


 壁を捕食していたワームは、

まだまだ、食べ足りないのか、

『コンクリート』の向こう側にある、

『土』も食べ始めている始末だった。


 ワームが壁の向こうにある『土』まで、

食べ始めたせいで、搬入ドックの広さが、

歪な形で、拡張されていた。


 ただ不思議なのは、

周りの資材や壁まで食べているのに、

大型輸送機だけが、未だに無事な所かな。


「(少し形が違うけど、ウチらが、

ケテルに来るまでに乗っていた、

MV-22Bと似たような形やな)」


 輸送機を良く見て見ると、

ウチらをここまで運んでくれた、

モデルと酷似していることが分かった。


 そんな事を思っていると、

周りに居るワームより、一際大きな個体が、

輸送機に近づいたと思っていたら、

輸送機の翼をバリバリと食べだした。


「なぁ、碧依?もしかして、『アレ』が………」


「うん………。きっと、今回の『目標』だね」


「それにしては、デカくないか??」


 漸く見つけた『マザー』は、

エミリーの会議で見た時よりも、

更に大きくなっていた。


 推定で、全長約10m程の大きさに

なっていた『マザー』は、

輸送機の左右に付いている翼を食べ終えると、

徐に、輸送機の屋根に上りだした。


 暫く輸送機の上を動き回っていた

『マザー』は、満足のいく位置を陣取ったのか、

今度は、口から白い『糸』のような物を吐き出した。


「それにしても、あいつは、

一体、何をやってるんや」


「多分だけど………」


 どうやら、碧依には、

思い当たる事があったらしく、

少しだけ、言いにくそうにしていた。


「碧依は『マザー』が、

何をしてるんか分かたんか??」


 碧依が答えやすいように、

聞いて見る事にすると………。


「『繭』を作ろうと、

しているんじゃないかな??」


「何やて??」


 碧依に言われ、

改めて『マザー』を観測していると、

確かに吐き出した糸を自分の体に巻き付け始めた。


そして………。


 暫くの間、自分の吐き出した糸で、

全身を万遍なく覆っていく作業を続ける、

『マザー』を見守っていると………。


 碧依の言う通り、巨大な『繭』が、

輸送機の屋根に出来上がってしまった。


この度は、最果ての世界を

ご覧頂きまして、誠にありがとうございます。


ここから暫くの間は、

朱音と碧依のルートに入ります。


これからも、3分間から5分間の

ささやかな楽しみを

皆様に提供出来ますように

のんびりマイぺースながらも

精進してまいりますので

何卒最後までお付き合いの程

宜しくおい願いいたしますm( _ _ )m

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ