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最果ての世界で見る景色  作者: ルカリナ
EPISODE 4

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EPISODE 4 - 39 √朱音・碧依

こうして、

武器の交換を終えたウチらは、

五月雨から送られて来た、

情報を元に『管制室』の

ある場所に向かって移動を開始した。


「この角を曲がった、

突き当りの部屋が目的の場所だね」


「了解やで」


その後は、ワームとあまり遭遇する事も無く、

目的地である『管制室』の近くまで来ることが出来た。


「目的の部屋までに、敵影なし………っと」


念の為に、壁越しに

通路の先を確認したけど、

ワームは、居ないようやった。


そのまま『管制室』の前まで近づくと、

少しだけ、扉を開き中の様子を伺ってみる。


「中に誰も居いひんな………」


「本当だね」


『管制室』と聞いて、

誰か氏らが居ると思ってたんやけど、

予想に反して、部屋の中は、

人っ子一人、居らんかった。


念の為、碧依の五月雨にも

『システム・スキャン』を使って貰い、

中の様子を確認したけど、

結果は、見た通り誰も居ないとの事だった。


罠かどうか分からんけど、何時までも、

この場所に居る訳にもいかんから、

思い切って『管制室』に侵入する。


「ウチが、先行するから、

碧依は後方を警戒しながら

入って来てくれ」


「了解!お姉ちゃん」


軽く打ち合わせをした後、

ウチが先行して、部屋の中に入り

後ろを警戒して貰いながら、

碧依が部屋に入ってくる。


「……大丈夫そうやな」


「後方も問題なしだよ」


暫く銃口を構えて、

中の様子を伺っていたけど、

『ワーム』や『人』が、襲ってくる気配は無かった。


「時間も無い事やし

碧依は必要な物を探してくれ」


「分かった!」


碧依に指示を出すと、

ウチは、後からワームが、

侵入して来ないように、

出入り口の扉をロックする。


「(これで、当面は問題なしやな。

それにしても………)」


改めて、部屋の中を見回してみる。


「(何で、この部屋は、

こんなに『綺麗』なんや?)」


ここに来るまでに見た部屋は、

ワームに荒らされていたり、

警備員の人が戦闘していたりで、

割とボロボロになってたんやけど、

この『管制室』は、争った跡も、

ワームに荒らされた跡も無かった。


「(まぁ、何にせよ、

状態が綺麗なのは、

助かるから良いんやけど……)」


腑に落ちない事が多いけど、

今は少しでも、多くの情報を得る為に、

ウチも本格的に部屋の探索を開始する。


碧依が調べている、

メインコンソールとは、

別のコンソールに近づくと、

早速、不知火を使いアクセスを開始する。


「(あぁ………。

そう言う事やったんか………)」


ウチがアクセスしたコンソールは、

どうやら、ケテルの権力者との

連絡用やったみたいで、

これまでのやり取りが、残されてた。


まだ、冒頭しか見れてへんから、

詳しい事は、これからやろうけど、

軽く読んでみた感じやと、

増え続けるワームの処理が、

『困難』と判断した権力者達は、

ケテルの破棄を決めたみたいやな。


「(やっぱり『ダアト』とは、

違うんやな………)」


他の国の事やから、

ウチが、とやかく言う必要は無いんやけど、

それでもやっぱり、国のトップに立つ奴が、

誰よりも先に国を捨てようとするのは、

良い気がせんな………。


それから過去に遡って、

記録を読み漁っていると、

幾つか面白い『単語』が出て来よった。


「(ここでも

『ブラック・オニキス』の話が、

出て来てるな)」


『ブラック・オニキス』は、

各地で騒動を起こしている、

レジスタンスやけど、

まさか、こいつらが、

『ケテル』と繋がってるとは、

思わんかった。


他に何か、

使えそうな情報が無いか、

読み進めていると、

ある事に気が付いた。


「(意図的に『消されてる』情報があるな)」


一部の情報が、文字化けしてて、

解読できない部分が出てきた。


どう言った意図で、

部分的に情報を壊したのか

分からんけど、復元する価値はありそうやな。


取り敢えず、

詳しい事は『ダアト』に戻ってから、

エミリーに解析して貰うとして、

今、ウチがする事は………。


「アイネ。ここの、情報を全て、

バックアップして貰って良いか?」


【了解です!

直ぐ作業に取り掛かりますね!!】


アイネに指示を出すと、

早速、今見ている情報を含めて、

全てのデーターが不知火に保存されていく。


「(取り敢えず、

これが終わったら、

碧依と合流するか………)」


アイネが出した、

作業終了の予定時刻を確認しつつ、

今後の事を考えていく。

この度は、最果ての世界を

ご覧頂きまして、誠にありがとうございます。


ここから暫くの間は、

朱音と碧依のルートに入ります。


これからも、3分間から5分間の

ささやかな楽しみを

皆様に提供出来ますように

のんびりマイぺースながらも

精進してまいりますので

何卒最後までお付き合いの程

宜しくおい願いいたしますm( _ _ )m

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