EPISODE 4 - 38 √朱音・碧依
確かに、『弾速』や『射程』は、
アサルトライフルに比べると落ちるけど、
ここら辺に居るワームに対しては、
『貫通力』よりも『破壊力』のある
武器の方が、理にかなってるな。
「この2つなら、
どっちが良いかな?」
「それなら、
『ショット・ガン』の方が、
良いんじゃないかな?」
『ロケット・ランチャー』と『ショット・ガン』の
どちらを装備するか、ウチが悩んでると、
碧依が『ショット・ガン』の方を進めて来た。
「碧依が言うなら別に構わんけど
『ショット・ガン』にする、理由は何なんや?」
ウチとしては、このラインナップなら
『ロケット・ランチャー』と、考えとったんけど、
碧依の考えは違ったみたいや。
碧依の考えが、少し気になったウチは、
『ショット・ガン』を選んだ理由を聞いて見る事にした。
「これと言って、
深い意味が、ある訳じゃないんだけど………」
そう、前置きをして、
碧依は、自分の考えを教えてくれた。
「ここに来るまでに遭遇したワームは、
処理がめんどくさいだけで、
戦闘力に関しては、
そこまで脅威じゃなかったでしょ?」
「確かにそうやな」
「だったら、後々の事を考えて、
強力な武器は、温存した方が良いと思う」
碧依にそう言われて、
今まで遭遇したワームの事を
考えてみる。
『粘土質』みたいな表皮には、
驚かされたけど、実際問題として、
今の所、無傷で、ここまで来ることが出来た。
ただ、今後とも武器を捕食した、
個体が出ないとも限らんし
本命の『マザー』も居る。
それに比べて、
ウチらの持って来た
武器と弾には、限りがある。
碧依の言う通り、
今後の事を考えると強力な武器は、
温存した方が良いかもしれんな。
「(それに『切り札』は、
他にあると言っても、
手札は多いに越したことは無いしな)」
そこまで考えたウチは、
碧依の考えを採用する事にする。
「よし!
ウチは『ショット・ガン』を装備するは。
因みに、碧依はどうするんや?」
自分の武器を選び終えると、
今度は碧依が何を装備するか、
聞くことにする。
「ん~………。
私は、お姉ちゃんが
撃ち漏らした奴を確実に処理したいから、
このまま『スナイパーライフル』にするよ」
「それは、良いけど大丈夫なんか?」
武器の交換をしないのは、
良いけど、残りの弾数が気になった。
「お姉ちゃんが、
『ショット・ガン』を使ってくれるなら、
最低でもワームの表皮は剥がれるはずでしょ?
もし倒しきれなかったとしても、
表皮の無くなった所を、
私が狙えば良いだけだから、
弾薬の消費に関しては、心配しなくても大丈夫だよ。
ただ、その分、お姉ちゃんの負担が増えるのは、
申し訳ないと思うけど………」
「そこは、別に気にせんでもええよ。
ウチも碧依には、助けて貰ってるしな」
ここに来るまでの事を思えば、
碧依の負担に比べて、
ウチの負担は、大したことが無い。
やったら、ウチは、
自分の出来る事で、
碧依の負担を減らすだけや。
「よっしゃ!
後少しで、『管制室』の
ある部屋に到着するから、
油断せずに行くで!!」
「了解!!」
こうして、
武器の交換を終えたウチらは、
五月雨から送られて来た、
情報を元に『管制室』の
ある場所に向かって移動を開始した。
この度は、最果ての世界を
ご覧頂きまして、誠にありがとうございます。
ここから暫くの間は、
朱音と碧依のルートに入ります。
これからも、3分間から5分間の
ささやかな楽しみを
皆様に提供出来ますように
のんびりマイぺースながらも
精進してまいりますので
何卒最後までお付き合いの程
宜しくおい願いいたしますm( _ _ )m




