EPISODE 4 - 34 √朱音・碧依
今回の騒動の中心地でもある、
『ケテル』の行政機関に繋がる、
メインゲートに到着した………。
「取り敢えず、
目的の場所に到着したな………」
地上と地下を繋ぐ、
高さ10m、幅5m程もある
鋼鉄製のメインゲートは、
現在、非常事態の為、
完全に閉じられていた。
「ざっと見た感じ、
何処にも損傷は無さそうやな………」
ゲートを軽く見た限りでは、
何処にも損傷らしい損傷は、
見受けられなかったのだが………。
「(やったら、市街地で遭遇した
ワーム達は、別の所から
現れた事になるんか?)」
あまり考えたくは無かったが、
もし別に入り口があるなら、
早い内に発見せんと、
マズイ状況になるな………。
何はともあれ
内部の状況を確認する必要があるな。
「早速、ロックを解除するね」
「頼むは」
ウチがそう結論付けると、
碧依も同様の事を考えていたのか、
ゲート脇に設置してある、
コンソールに近づくと、
開閉する為に、パネルの操作をし始める。
その間ウチは、
碧依が作業をしている間、
周辺の警戒をする。
「ロック解除確認!
お姉ちゃん、ゲートを開けるね!!」
「分かった!気を付けるんやで!!」
暫くすると、
ゲートに設置されていた
セキュリティーの解除に成功した碧依が、
早速、ゲートの開閉を行っていた。
「(さて………。
蛇が出るか鬼が出るか………)」
ゲートがゆっくりと開くのを見ていたウチは、
何が出て来ても良いように、
細心の注意を注いでいく。
ゲートが完全に開くと、
両脇から見える範囲で、
内部を確認するウチと碧依。
「目視出来る範囲で、敵影は無いな」
「そうだね」
念の為、アイネに周辺のスキャンを
させて見たけど、半径数m以内には、
ワームは、居ないとの事やった。
突入前に準備を整える為に、
持って来た『ウエポン・ツリー』から、
装備する武器を選択する。
「取り敢えず、臨機応変に対応出来る
アサルトライフルが、無難かな………」
「それなら、私はライフルを装備するね」
碧依と相談した結果、
前衛のウチが、アサルトライフルを装備して、
後衛の碧依が、サポートをする為に、
スナイパーライフルを装備する事になった。
現時点で、ワームを補足する事は、
出来なかったけど、映像が本当なら、
奥に行けば行く程、数を増やしている筈や。
それを見越して、
ウチらは、不意の事態に陥っても、
お互いをフォロー出来る武器を選んだ。
それぞれ、選択した武器を装備すると、
再び自分の分の『ウエポン・ツリー』を
抱えようとしたんやけど………。
「待って、お姉ちゃん!
お姉ちゃんの『ウエポン・ツリー』も、私が持つよ」
「それは、有り難いんやけど、
大丈夫なんか?」
タダでさえ重たい『ウエポン・ツリー』を
2人分となると、碧依の負担が大きくなるのは、
火を見るより明らかや。
それやったら、自分の分は、
自分で持った方が良いと考えていると………。
「元々、私の『五月雨』は、
お姉ちゃんの『不知火』程、
速く動く事は出来ないからね。
それに、慎重に進んで行くとしても、
不測の事態に備えて、
前衛を務める『不知火』の、
機動性は、確保した方が良いと思う」
碧依にそう言われたウチは、
少しだけ、その事を考えてみる。
この度は、最果ての世界を
ご覧頂きまして、誠にありがとうございます。
ここから暫くの間は、
朱音と碧依のルートに入ります。
これからも、3分間から5分間の
ささやかな楽しみを
皆様に提供出来ますように
のんびりマイぺースながらも
精進してまいりますので
何卒最後までお付き合いの程
宜しくおい願いいたしますm( _ _ )m




