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最果ての世界で見る景色  作者: ルカリナ
EPISODE 4

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EPISODE 4 - 33 √朱音・碧依

アキトの指示に従い、

MV-22Bから脱出した2人は、

建物の上を蹴るように移動して、

目的地に向かっていた。


本来なら『O・B』を点火したまま、

向かいたかったのだが、

通常装備に加えて、急遽、

持って行くことにした『ウエポン・ツリー』が、

想定以上に外骨格の総重量を増やしてしまった。


その結果『O・B』を使用しても、

速度が出ない上に、無駄にエネルギーを

消費した為、通常移動に切り替えたのだった。


【爆発を感知!

それと同時に、八汰烏に居る

アイネ01との通信が途絶しました!!】


暫く、目的地に向かって

移動を続けていると、

ウチの不知火に搭載されている

アイネ02が、爆発があった事を報告してきた。


アキトの八汰烏に居る、

アイネとも連絡が取れんようになった事を考えると、

恐らく、MV-22Bが撃墜されてしまったはずや。


「(アキトの救出に向かうべきか、

それとも、このまま、目的地に向かうべきか………)」


どうするのが一番、

最善なのか、ウチが考えてると、

碧依の乗っとる、五月雨が、急に停止してもうた。


「どないしたんや?碧依??」


それに合わせて、

ウチも不知火を停止させると、

何があったのか、碧依に聞いて見た。


まぁ、予想は出来るんやけどな………。


「お姉ちゃん!

何でそんなに、悠長な事を言ってるの!!

アキトさんとの通信が遮断されたんだよ!!

早く戻らないと!!」


予想通りと言えば、

予想通りやったけど、

やっぱり、五月雨に居る

アイネ03さんからの報告を聞いた

碧依が、アキトの救援に

向かう事を主張してきた。


「碧依………。

少し落ち着きなさい………」


「でも!!」


やっぱりと言うか、

アキトが心配な碧依は、

ウチの言う事を聞いてくれそうになかった。


正直な所、ウチもアキトの事は、

心配なんやけど、それよりも、

ウチらには、やらんとあかん事がある。


自分への確認の意味も込めて、

ウチは、それを碧依にゆっくりと、

説明していくことにする。


「まぁ聞きなさい。

碧依は、ウチらが一番やったら、

『あかん』事は何やと思う?」


「それは………」


まぁ、行き成り、

こんな事を言われても

答えが返ってくるとは、

思っていなかったので、

ウチは直ぐに答えを言う事にする。


「それは、ウチらが『全滅』してもうて、

ケテルの惨状を誰にも、

伝えることが出来ん事や。

それは、分かるな??」


「………うん」


しぶしぶ、と言った感じやけど、

取り敢えず、納得はしてくれたみたいやな。


「それは、アキトも考えていた事で、

その証拠に、ウチらを真っ先に出撃させたやろ?」


「うん」


アキトの名前を出すかどうか、

少し悩んだけど、取り越し苦労のようやった。


その事に内心、安堵すると、

さらに説明を続けて行く。


「ウチらが、MV-22Bから

出る前に見たワームの数は、

異常な程、多かったやろ?」


出撃前に見たレーダーは、

敵を示す赤色で、

全体が塗り潰されていた。


それが、どういう事か、

ウチも分からん訳では無い。


「だからこそ、速く、アキトさんの

救出に向かうべきじゃないの!!」


碧依もその事を思いだしたのか、

再度、ウチにアキトの救出を進言してきた。


もしウチが、1人なら碧依と同じことを考えて、

アキトの救出に向かったかも知れん………。


だけど………。


「だからこそ、

ウチらは、目的地に『向かわな』あかん」


「どうして!!」


ウチの言う事に納得が、

出来ん碧依が、食って掛かって来た。


それを諭すように、

更に碧依に説明を続ける。


「エミリーも言ってたけど、

ワームには、統括している

『マザー』が居るやろ?

アキトが無事やと仮定しても、

今ウチらが、アキトの元に向っても、

あの数を3人で、処理するのは、

物理的に無理や………。

それやったら、さっさと、ウチらが、

目的地に向かって『マザー』を

倒した方が、結果的には、

アキトを助ける事に繋がると思わんか??」


「………」


そこまで一気に説明をすると、

ようやく碧依も落ち着いてくれたみたいや。


暫く考えていたみたいやけど………。


「分かった。

お姉ちゃんの言う通り、

『マザー』の撃破を優先する」


碧依も、ウチの考えに

賛同してくれたようやった。


「やったら、急ぐで!!」


「うん!!」


後れを取り戻す様に、

ウチらは、目的地に向かって、

移動を開始する。


正直な所、今回のワームは、

未確認の情報が多すぎる………。


実際『マザー』を撃破したとしても、

周りの個体が停止する

保証は何処にもない………。


恐らく碧依も、その事には、

気づいている筈やけど、

敢えて、言及して来んかった。


それなら今は、

少しでも可能性の高い事に、

掛けるだけや!!


そして………。


今回の騒動の中心地でもある、

『ケテル』の行政機関に繋がる、

メインゲートに到着した………。


この度は、最果ての世界を

ご覧頂きまして、誠にありがとうございます。


ここからは、

朱音と碧依のルートに入ります。

前回書かせて頂いた通り、

予定になかった話となりますので、

どれ位の規模になるか

私にもわかりませんw


ですが!

自分なりに、精一杯やりたいと、

考えておりますので、

良ければ、お付き合いの程、

宜しくお願い致しますm( _ _ )m


これからも、3分間から5分間の

ささやかな楽しみを

皆様に提供出来ますように

のんびりマイぺースながらも

精進してまいりますので

何卒最後までお付き合いの程

宜しくおい願いいたしますm( _ _ )m

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