EPISODE 4 - 28
こうして、準備を整えた俺達は、
ジャックさんの待つ滑走路へと、
早速、向かう事にした。
「ジャックさんは………」
「多分、アレやないかな??」
俺がジャックさんの
居場所を探していると、
待機状態の輸送機を
朱音が見つけてくれた。
滑走路には、
全長20m程の大きさの
大型の輸送機である
オスプレイの『MV-22B』が1機、
何時でも離陸できるように、
待機状態で俺達を出迎えてくれた。
輸送機に近づいた俺は、
ジャックさんの指示を聴く為に
通信を繋げる。
「ジャックさん!
お待たせしました!!
俺達は、どうしたら良いですか?」
【はい!
それでは、機体の後部ハッチを
開閉していますので、
そのまま、機体の後ろに回って
貰っても良いですか?】
「了解です!!」
ジャックさんの指示に従い、
俺達は、MV-22Bの後ろ側に
回り込んで行く。
MV-22Bの後部に到着すると、
ジャックさんが言っていた通り、
搭乗口用のハッチが開いていたので、
そのまま、機体の中に搭乗する。
「へ~………。
中はこんな風に
なっていたのか………」
MV-22Bの中は、
床に簡易カタパルトが2レーンあり、
左右の壁には、外骨格を固定する為の
専用ドッグが、各3列づつ設けられていた。
【それでは直ぐに、発進しますので、
MV-22Bの左右の壁面にある、
専用ドッグに外骨格を固定して
貰っても良いですか?】
「了解です!」
MV-22Bの中に入ると同時に、
ジャックさんから指示が入ったので、
俺達は、左右の壁に設けられている
専用ドッグに外骨格を固定していく。
並びとしては、
左側に姉妹が外骨格を固定して、
右側に俺と追加で持ち込んだ、
3人分の『ウエポン・ツリー』を固定する。
「外骨格の固定が完了しました!!」
全員の固定を確認した俺は、
ジャックさんに設置が完了した旨を伝える。
【了解です!
それでは、出発します!!】
俺からの連絡を受けた、
ジャックさんが、MV-22Bを
発進させる為に、
後部ハッチを閉めつつ、
本格的にエンジンの始動を開始させる。
エンジンの駆動音が、
大きくなって行くにつれて、
徐々に体が、浮いて行くような
感覚に襲われると………。
【MV-22B!
発進します!!】
エンジンが臨界点に達したMV-22Bは、
ジャックさんの掛け声を受けると、
その機体は空高くへと飛翔を始めた。
ダアトを出発して、
数時間ほど経ったが、
特に、これと言った問題も無く、
俺達は目的地である、
『ケテル』の市街地上空に
到着することが出来た。
「ここが、『ケテルの市街地』か………」
「めちゃくちゃ、殺風景な所やね」
「お姉ちゃん………。
もう少し、言い方が………」
俺も、碧依ちゃんの
言い分に賛成したい所なんだが、
正直、朱音の言いたい事も
分からなくもない。
始めて見た、
ケテルの市街地は、
朱音の言う通り、
とても殺風景な場所だったからだ。
ケテルの町並みは、地域柄のせいか、
どれも二階建て程の大きさしかない、
コンクリート製の四角い建物が、
所狭しと、並んでいる様な場所だったからだ。
「ジャックさん。調子はどうですか?」
もし今回の事が、落ち着いたら、
少しだけ、観光でもと思っていたが、
正直、そんな気も失せたので、
とっとと、仕事を終わらせようと思い、
ジャックさんに調子を聞いて見たのだが………。
【何度かケテルの行政機関に
連絡を入れているのですが、
相変わらず、返信は無いですね】
「そうですか………」
市街地到着のちょっと前から
ケテルの行政機関に対して、
何度かコンタクトを取っては、
いたんだが、今の所、
全て無駄に終わっている。
「取り敢えず、予定通り
目標地点に向かって、
貰って良いですか?」
【了解です!
このまま、先行を続けますね】
それから、もう暫くの間、
俺達は、目的地に向かって、
ケテルの市街地上空の飛行を続ける。
この度は、最果ての世界を
ご覧頂きまして、誠にありがとうございます
これからも、3分間から5分間の
ささやかな楽しみを
皆様に提供出来ますように
のんびりマイぺースながらも
精進してまいりますので
何卒最後までお付き合いの程
宜しくおい願いいたしますm( _ _ )m




