EPISODE 4 - 22
本当に良く出来たAIだ………。
「機体名は『五月雨』と言って、
『後方支援』を目的として開発した、
碧依専用の機体だ」
『アイネ』が持って来た画像には、
『藍色』の『二足型』外骨格が表示されていた。
「碧依ちゃんの外骨格は、
俺達のより、一回り程、大きいんだな」
俺や朱音が使用している、
外骨格は全長約3m程の機体なんだが、
それに対して、碧依ちゃんの外骨格は、
全長約5m程と、俺達の物に比べて、
一回り程、大きかった。
「取り敢えず、簡単に説明をするとだな、
碧依の『五月雨』は、『広域通信装置』や
ジャミング対策の『ECM』と『ECCM』と言った、
各種センサー類を『多数搭載した』機体となるんだが、
色々とセンサー類を詰め込んだせいで、
機体を運用する為のエネルギーが、
予想値を上回ってしまったんだ………。
サポートをするだけなら、
通常サイズでも良かったんだが、
戦闘もこなすとなると、
既存のジェネレーターでは、
エネルギーの総容量が足りなかったんで、
ジェネレーターを大型にする必要があったんだ」
「それで、機体のサイズが、
大きくなったっと………」
まぁ、それだけの物を搭載して、
機体のサイズが、
5m以内に収まってると考えると、
流石としか言えないが………。
「だが、『五月雨』を中継に使えば、
敵の妨害電波の中でも『ある程度』、
味方と通信が出来るようになるはずだ。
ただ、通信の『出来る』、『出来ない』に関しての
明確な数値を出すのは無理だからな………。
その時は『アイネ』の判断に従ってくれ」
「はい!私に任せてください!!」
エミリーの説明に対して、
アイネは、敬礼をして答えていた。
何にせよ、エミリーが言っていた
『ある程度』と言う意味が、良く分かった。
確かにジャミング装置の
『数』や『出力』によって、
敵地で味方と通信が
『出来る』か『出来ない』かが決まる。
まぁ何にせよ、
その時は、アイネに聞けば、
答えてくれるとの事なので、
俺としてはいつも通り、
臨機応変に対応するだけだな。
「話は分かったけど、
それが、新しく追加した
『ギミック』になるのか?」
「いや………。
今、説明したのは、
あくまでも碧依の機体の話だ。
今回、新たに搭載した
『ギミック』に関しては、
全部の機体に共通した物となる」
今までの話でも、
十分凄いと、感じていたんだが、
まさか、まだ何か隠し玉があったとは………。
「それでは次に、
各外骨格に追加で搭載した、
新『ギミック』の説明に入る」
「えぇ~っと………。
エミリーさん………。
画像を何処に仕舞いました??」
「(それにしても、
芸が細かいな………)」
『アイネ』は、自分の傍にある
フォルダーの中身を、
次々と漁りだしていたけど、
お目当ての画像は、
未だ見当たらないようだった。
「おぉ!スマン!スマン!!
画像は、ここにあるぞ!!」
暫くゴソゴソとフォルダーを
漁っていたアイネに
エミリーが謝罪をしたと思ったら、
手に持っていたメモリーカードを
操作パネルの横にあるスロットに差し込んだ。
「もう!エミリーさん!!
しっかりして下さいよ!!」
アイネは、プリプリと怒りつつも、
エミリーから渡された画像を
フォルダーから引っ張り出して、
説明の準備を整えて行く。
この度は、最果ての世界を
ご覧頂きまして、誠にありがとうございます
これからも、3分間から5分間の
ささやかな楽しみを
皆様に提供出来ますように
のんびりマイぺースながらも
精進してまいりますので
何卒最後までお付き合いの程
宜しくおい願いいたしますm( _ _ )m




