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最果ての世界で見る景色  作者: ルカリナ
EPISODE 4

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EPISODE 4 - 17

懸念事項としては、その一点だ。


『マザー』を破壊して、

他の個体が停止するなら良いのだが、

問題は、『マザー』を破壊したにも関わらず、

他の個体が暴れていた場合だ。


全体の個体数が分かってるなら、

まだ頑張れるが、流石に何匹居るか

分からない物を全て倒すのは無理だ。


その場合は、どうするのか、

エミリーに聞いて見た所、

何とも言い難い答えが帰って来た。


「その場合は、

『生き残った住人の保護』を

最優先にしてくれ」


「それは、構わないが

その後は、どうするんだ?」


「生存者を『ある程度』

避難させた後は、

質量兵器の『N2爆雷』を投下して、

『ケテル』ごと『ワーム』を殲滅するつもりだ」


「ちょっと待て………。

生存者を避難させるのは、

構わないんだが、

『ある程度』ってどういう意味だ?」


エミリーの言い方に、

少し引っかかる所があったので、

その事を追及する。


「流石に綺麗事ばかりは、

言ってられんからな。

もしもの場合は、生存者より

『ワーム』の殲滅を優先する」


「(まぁ………。

そうなるよな………)」


こんな世の中だ。


力のない者から

死んで行くのは、

仕方がない事だ。


だけど………。


力が無いからと言って、

全ての人を見殺しに

する事は出来ない。


もし、見殺しにしてしまうと、

あの時、ルリ達を救った

自分自身を否定する事になる。


だったら、せめて俺は、

自分の手が届く範囲の

人達だけでも救って見せる事にする。


「了解だ。

生存者が居た場合は、

『可能な限り』救助する」


だから俺は、

エミリーにそう宣言した。


「あぁ。それで十分だ………」


俺の意を汲んでくれたのか、

エミリーは、短くそう返してくれた。


「さて、出発は何時したら良いんだ?」


少し照れくさくなったので、

話題を変える為に、

出発のタイミングを聞くことにする。


「そうだな………。

直ぐに出発して貰いたいんだが………」


「ん?まだ、何かあるのか?」


「お前達が使っている装備の仕様を

少しだけ変更したから、その説明だけする。

それが終わり次第、『ケテル』に向かってくれ」


装備の仕様変更か………。


このタイミングで、

仕様変更をされるのは、

少し辛いが、『ワーム』の

脅威度を考えると、

性能が上がるのは、正直有り難い。


二律背反の想いだが、

取り敢えず、何が変わったのか

話を聞いて見るか。


「因みに、装備の何を、

変更したんだ?」


「装甲を耐久力の

高いパーツに変更した位だから、

操作性は言うほど変わっていないな」


エミリーが『変更』したと言うから、

また、『高出力』になったのかと思ったが、

話だけ聞くと、大した変更はされて

いないような気がするのは気のせいか?


「それじゃ、装甲が変わっただけなのか??」


「ははは!まぁ、慌てるな。

本題は、ここからさ!!」


そう言って、エミリーが

ドヤ顔を決めてくる。


久しぶりに見たが、

やっぱり殴りたい

衝動に駆られるのは、

俺だけなのか………?


「時間が勿体ないから、

速く説明をしてくれ………」


こうなると、

鬱陶しさが倍増するので、

話を先に進めるに限る。


「相変わらず、ノリの悪い奴だな!!」


このノリも久しぶりだが、

やっぱり鬱陶しいな………。


若干イラッとしながら、

エミリーを見守っていると、

悪態を付きつつ、パネルの操作をしだした。


「それでは、変更点を

説明するから、これを見てくれ」


先程『ワーム』の情報を映していた、

モニターを注目するように言われたので、

そちらを見て見ると今度は、

俺達が現在使用している

『外骨格』が映し出されていた。


「操作性に関しては、

『個人で動かす分』には、

言う程の変更は無いが、

外骨格に標準で装備させている

武器の仕様が、少しだけ変わっている」


そう言うと、『陽電子ナイフ』の映像が、

大きくピックアップされた。


正直、外骨格の操作性に関して

何か気になる事を、

言っていた気がするんだが、

エミリーが『陽電子ナイフ』の説明を

続けてしまっているので、

今は黙って聞く事にするか………。


この度は、最果ての世界を

ご覧頂きまして、誠にありがとうございます


これからも、3分間から5分間の

ささやかな楽しみを

皆様に提供出来ますように

のんびりマイぺースながらも

精進してまいりますので

何卒最後までお付き合いの程

宜しくおい願いいたしますm( _ _ )m

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