EPISODE 4 - 6
それを見た俺も、食事を再開する。
「(そう言えば、碧依ちゃんと
2人きりになるのは、初めてだな)」
風景を眺めながら、
果物を齧ってると、
そんな考えが浮かんできた。
碧依ちゃんは、
現在、新しい体に馴れる為に
朱音と一緒に訓練をしていることが多い。
俺は俺で、緊急性の仕事が無い限りは
ルリ達の行方を捜しているから、
自分の部屋から出る事が無い。
そう考えると、
ここに来る前に碧依ちゃんが言っていた
『コミュニケーション』を取ると言う言葉も、
あながち間違いではないな。
普段の会話も出来ていないのに
戦場で、過不足なく意思疎通が
取れると言う保証はない。
「(ただなぁ………。
いざ、話しをするとなる、
話題がな………)」
そう思いつつ碧依ちゃんを見て見ると、
彼女は、たいして大きくない果物を
両手で包み込むようにして、
ゆっくりと食べている所だった。
表情から察するに、
美味しい物は、
味わって食べるみたいだった。
微笑ましい彼女の
仕草を見ながら俺は、
何か良い話題は、
無い物かと考えていると、
丁度、良い話題があった事を思いだす。
「そう言えば、碧依ちゃん」
「はい?何ですか??」
食べるのを止めた碧依ちゃんが、
俺の方を振り向きつつ、
小首を傾げる。
いちいち、仕草が可愛いのだが、
これが狙ってやってるのではなく、
天然なのだとしたら、
末恐ろしいな………。
そんなバカな事を考えつつも、
折角、碧依ちゃんと、2人きりになったので、
色々と質問をしてみる事にした。
「朱音との訓練はどんな感じ?」
「そうですね………」
俺の質問を聞いて、
少し考える素振りをしていたけど、
直ぐに考えが纏まったみたいだ。
「今はエミリーさんに作って頂いた
新しい体の『稼働テスト』をしてるんですが、
これについては、大分慣れてきましたね」
「へぇ~。そんな事をしてるんだ」
「アキトさんの時は違ったんですか?」
「俺の時は、
目が覚めて直ぐに
ダアトに侵入者が来たからな………。
それの迎撃に駆り出されたかな」
自分で言ってて、悲しくなってきたぞ………。
タイミングが悪かったと言えば、
それまでだが、流石に新しい体の
状態確認が、実践はおかしいだろ!!
「元気……出して…くだ……さ…い?」
碧依ちゃんもフォローを
したかったみたいだが、
どうやって、フォローしたら
良いのか分からなくなったみたいだな。
「あぁ!気にしなくて大丈夫だよ。
そのおかげで、大事な事を知れたからね」
「大事な事ですか?」
「そう………。
とっても、大事な事をね………」
人によっては、最悪のタイミングでの
実戦投入だと言うかもしれないが、
俺にとっては、最高のタイミングだった。
もし俺が、あの時目を覚まさなければ、
『ルリ』や『ヒスイ』達の情報を知る事が
出来なかった恐れがある。
無意識のうちに、力が入っていたみたいで
手に持っていた食べかけの果物を
握りつぶしてしまった。
この度は、最果ての世界を
ご覧頂きまして、誠にありがとうございます。
昨日は途中で寝落ちしてしまい、
気が付いたら12時を回っていたので、
慌てて書き上げてしまったのですが、
もしおかしな所があれば、
ご了承の程、宜しくお願い致しますorz
そして!
昨日書きそびれてしまったのですが!!
またもや
「ブックマーク」の登録をして頂きました!!
登録をして頂きました方!
ありがとうございます♪
一か月に1つの
ブクマーク頂けるように
頑張っているのですが、
こんなに早くに頂けるとは
夢にも思いませんでした(*´﹃`*)
勿論ですが、
普段から足を運んで頂いている
皆々様にも心より感謝しております!
これからも、3分間から5分間の
ささやかな楽しみを
皆様に提供出来ますように
のんびりマイぺースながらも
精進してまいりますので
何卒最後までお付き合いの程
宜しくおい願いいたしますm( _ _ )m




